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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第191話 死神の鎌
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集まられる。と言うのはシノンの話でもあったけどあり得るだろう。だけど、リュウキの事を考えたら……どうしても違和感が拭えなかった。
『アイツだったら、大丈夫だろう、現にほとんど全員倒しているみたいだし』とキリトは思い、シノンと共に廃墟を目指していくが、背中にずっと蔓延る不穏な気配を拭えずにいた。

















〜ALO〜


 BoB本戦、銃の世界(GGO)内で現れた存在。

 死神の存在、そして 新たに現れたもう1人の死銃。ただでさえ、死神が現れた事で場が騒然となっていた時に、もう1人の死銃が現れた、映された事で、更に混乱を極めた。その上、リュウキとあの死神の戦いはそんなに中継されることはなかった。

 中継カメラは、特に激しい銃撃戦の方に向かう。

 それなりに盛り上がりを見せる為、なのだろう。だけど、事実を知っている彼女達からすれば、最悪だ。あの戦いを最後まで見る事が出来ないのだから。

「どういう事、なの? ただのバイトって言ってたじゃん」

 口を開いたのはリズだった。

 ただの調査だとアスナから、レイナから聴いた。だけど、蓋を開けてみてみれば、あの世界の闇が再び光の世界に戻ってきた様な感覚を覚える。これがフィクションなのであれば、燃える展開だと言えるだろう。

 ……だけど、違う。これは現実だ。

 あのアインクラッドは、仮想世界だが実際には死と隣り合わせだ。……故に仮想世界ではなく異世界だと言えるだろう。そんな世界の、あの殺人鬼がこの世界に。……それも彼らがいる世界に来ているのだから、気が気じゃない、慌ててしまうのも無理はない。

「……わたし、一度落ちて、キリトくんの依頼主と連絡とってみる」

 そのリズの言葉にそう返したのはアスナだ。
 死神の姿を見て、あのぼろマントのもう1人の死銃の姿を見て、……そしてキリトが、リュウキがあの世界にコンバートして。もう、偶然のリンクだとも信じることができなかった。

 何かがあるという事を理解した。……依頼者、菊岡の眼がGGOに向く事になった理由、キリトとリュウキがGGOの世界に向かった理由を。

「お姉ちゃん……、わ、わたし……」
「うん。わたしも同じ気持ちだよ。……レイ。だから、呼んでくる。皆と一緒に待ってて」

 アスナは、わずかに身体を震わすレイナを見て、そういった。気持ちは同じだから。アスナが言うのが、行動が少しでも遅ければレイナが立ち上がっていただろう。わずかにアスナの方が早かったのは、姉故……と言う理由が一番近い。

「ちょ、ちょっとまって、アスナ、知ってるの!?」

 連絡を取るという行動が決定になった所で、リズはアスナを少し引きとどめた。まだ、判らない事がある
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