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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第190話 ALOからGGOへ
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見ていた。確かに、同性である自分から見ても、惚れ惚れとする容姿だった。
そしてその歩く姿は、隙が全く見えない。
「リュウキ、君……?」
その素顔は、女性アバターのモノだけど、面影はある。
「……何? あれ」
そして、もう1つ気づいた事はあった。
多元ライブ映像の1つに映されたもう1人のプレイヤーを捉えた映像があった。その映された背景を見て、あのリュウキ?と思えるプレイヤーの傍にいる者だと言う事は判った。漆黒のフードを身に纏った男、その口元しか判らない表情、……マスクを被っているのだろうか? 目の部分が蒼く光っていた。
薄気味悪い蒼、生理的嫌悪感さえ引き出す様な蒼だった。
「趣味悪ぃ、マスクかぶってんな? コイツ」
クラインはそう思わず呟いた。
いつもなら、この場にいる皆が一斉に、『クラインが言うな!』 と言いそうだ。そのバンダナが趣味が良いとは言えないから。だけど、この時ばかりは誰も何も言わなかったし、言えなかった。
映された画面に、全員が集中していたから。
リュウキなのかもしれない、と言う事と、何より現れたもう1人のプレイヤーに、あの蒼い目をしたプレイヤーに集中していたから。
その男と向き合った2人。
何かを話したかと思えば、黒い銃をあろう事か、倒れているアバターに向けていた。そして、銃を撃ち放ったのだ。
「なにしてやがんだ? アイツ」
「追い打ち……? いい趣味してるとは思えないわね。あのマスク同様」
クラインとリズが口々にそう言う。でも、その行動の真意が判らない。
何より、レイナとアスナは、撃つ前のあの男がした所業に、何かが小さく引き攣れた気がしたのだ。
所謂、《十字を切る》仕草をしていたのだ。
その行為事態は別に珍しくもない。この世界での回復師系の職業のプレイヤーがそのロールプレイの一部として行う例は多いし、洋画等でもよく見かける。別にクリスチャンじゃないから、不愉快とは思わない。でも、あの仕草は違った。本能的に、何か触れてはいけない何かに触れてしまった様な、そんな感覚。
「あっ……!?」
暫くしてから、だった。皆が驚きを口にしていた。
追い打ちされたプレイヤー。もう屍となっているアバターに銃撃を加えた後、そのアバターが、ホワイトノイズ的なエフェクトに包まれて、消失したのだ。エフェクトの光はアバター本体が消えた後も暫し空中にとどまり、凝集して1つの文字列を作った。
先ほどまで表示されていた《DEAD》とは異なる文字列《DISCONNECTION》を残した。
そして、男はライブ中継カメラに向かって銃口を向けた。
中継カメラが拾うのは主に映像。だけど、そのカ
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