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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第190話 ALOからGGOへ
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〜妖精の世界・ALO〜
「ん〜……、リュウキ君、なかなか映らないなぁ……」
「それを言ったらお兄ちゃんも、だよ」
薄いパープルにやや水色がかかったショートヘアーの少女と薄くグリーンがかかった金色のポニーテールの少女。レイナとリーファの2人は、映された画面を見ながらそう呟いていた。そして、隣越しで座っている少女シリカ、頭にフェザーリドラのピナを乗せており、ピナも話に加わる様に話を繋げた。
「ほんとですね。何だか、意外でした。 予選ではすっごく目立ってたらしいですし、お2人の事ですから、てっきり最初から飛ばしていく、って思ってたんですが」
ケットシー特有のその大きな三角の猫耳をぴょこぴょこ動かしながらそう言っていた。
と、その会話を聞いていたやや女性達からは離れた位置。バーカウンターに陣取っている男、クラインが口を開く。
「まー、アイツ等は、ってかキリトは虎視眈々とトップを狙ってる筈だぜ? 絶対。 あんまし 目立たないで数減ってから行動して……、んでもって頂上決戦! ってなノリでキリの字が龍の字に挑もうとか思ってんじゃないか? 龍の字は……、まぁ なんつーか色々と頭がキレる奴だし、猪口才なこと考えないで、どっしり構えてそうだ」
「うんうん、それありそうだねー。キリト君、リュウキ君に予選で負けちゃったから、きっとリベンジっ! って感じだと思うし」
「私は、パパもお兄さんも頑張って欲しいです」
「そうだね。ユイちゃん」
クラインの言葉に同調したのがレイナであり、そして ユイとアスナも加わった。
「でも、パパならそんな隠れたりしないで、きっとカメラに映る暇もない程一瞬で敵の後ろに回って、フイウチしまくりですっ! だからきっと映ってないんですよー!」
ユイは、キリトの活躍を早く見たいのだろうか、ハキハキとそう答えつつ、シャドーボクシングの様に左右の拳をつきだした。
「ははっ! それはありそうだね。しかも、これ銃のゲームなのに、剣とか使っちゃって! 予選でも使ってたみたいだしねー」
アスナの左隣で座っているリズが笑いながらそう言った。それにつられて、一瞬全員でその様子を想像。たちまち朗らかな笑い声が部屋の中に満ち、シリカの頭上でくるまっているピナもそれに反応し、耳をぴくぴくと動かした。
「んで、その黒の剣士、キリト様の速度を捉える事が出来るのが、すっごい眼を持った白銀の勇者様のリュウキ様だよねー? レイ?」
「あ、あははは……、も、もっちろんだよっ! でも、どっちも頑張って欲しいよねー」
「ん〜 レイは旦那さんを応援しないでいいの?」
「も、もぅっ! リズさんっ、からかわないでよー!」
「はは、ごめんごめん」
これみよがしに、からかうリズ。レイナは恥
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