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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第187話 5人の候補
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はざっと流し読みしたあと、ゲーム内で、再度しっかりと読み直そう(リュウキに聴きながら)と考えていた。だがしかし、その前に熟練者でありBoBにも参加した事のあるシノンに出会ったからには、やはり直接レクチャーしてもらった方が断然早い。
リュウキには、だいたいバレている様で、横目で見ながらため息を吐いていた。彼の言う必要な事は、聴きたかった事は……こんな基本中の基本の事じゃないから。
「え、えっと。オレ自身の理解が正解か、どうか。を確認しておきたいかなーって……」
「なら、聴けばいいじゃない。私じゃなくたって」
「……いや、リュウキも初出場って言うし。……ここはシノンさんに頼りたい、と思いまして」
「物は言いようね」
冷ややか極まる声のシノン。
……我関せず、とまではいかないけれど、話に加わってこないリュウキ。2人の冷ややかな視線と仕草をダブルで喰らったキリトは心胆も冷える思いだった。
「まぁ、基本的にはあんたが今言ったとおりよ。参加者45人による同一マップでの遭遇戦。開始位置はランダムだけど、どのプレイヤーとも、最低1kmは離れているから、目を開いたらいきなり、なんて事にはならないわ」
「い、1キロ?? って事は、相当マップ広いんだな?」
思わず口を挟んだキリト。
流石に、リュウキのため息が場に聞こえる程大きくなっている。
「キリト、絶対に見てないだろ? 説明メール。……もしくは流し読みか。基本中の基本だろ、それ。……参加者45人、それに予選の時の1対1でのマップの事も考えたら、想像出来るだろ?」
「う……」
ぐぅの音も出ないキリト。
まさかの仲間? からのお説教の場面を見たシノンも思わずリュウキに習ってため息を吐いていた。……盛大に。
「……ったく、メール位全部読んでおきなさいよ。それにそんな情報、一番最初の段落に書いてあるわよ。 マップは前回は直径10kmの円形だったけど、プレイヤーの数が増したから、広がって15km。 山あり森あり砂漠ありの複合ステージだから、装備やステータスタイプでの一方的な有利不利は無し」
「ん。違いないな。確かに最初の段落だ」
「わ、悪かったよ……、ってそれより15って……」
キリトが思い浮かべているのは、あの城、浮遊城アインクラッドだ。あの城の第1層のフロアの大きさが確か直径10kmだったはずだ。その更に1.5倍もの大きさを誇る広大なフィールド。……1万人もの人間が同時に狩りを出来るフィールドにたった45人のプレイヤー、それもたっぷりと間隔を開けて配置されてる。
「まぁ、だいたい考えてる事は判る。『……こんなんで遭遇出来るのか?』 って思ってるんだろう?」
キリトの顔を見たリュウキはそう聞いた。
それ程の広大なマップで思い浮か
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