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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第187話 5人の候補
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リュウキは、軽く首を振って、選んだのはハーブティ。……なんで酒場にあるの? 雰囲気壊れない? と思ったけれど、一番良いのがこれだった。
「ははは……、いや コイツちょっとトラウマが合ってな? その、酒に。何せ、リュウキは、いぜn“ずんっ!”っっ!!」
キリトが親指でリュウキを指しながらそう言おうとしたのだけど……、足先に電流が走った様に、飛び上がりそうになった。勢いよく、キリトの足を踏みつけた様だ。
「……酒って、アンタ達未成年じゃ、って判らないか。 アバターだし。それに仮想世界なら別にどうってこと無いし。……まぁ 泥酔は勘弁だけど」
「何でもない。……忘れてくれ。それにオレ達は現実では未成年、だ」
リュウキは早々に終わらす。……良いカードを得たな、とシノンは軽く笑っていた。
「た、たはは……」
キリトは、足に走る疑似痛覚に耐えながら、注文したジンジャエールを半分ほど飲み干した。アインクラッドと比べたら随分と素っ気ないシステムだけど、GGOの世界観、雰囲気にはマッチしている。
……リュウキのハーブティはちょっと別だけど。
「ふぅん。……ま、良いわ」
シノンはとりあえず、それ以上は何も聞かずに頷いた。
でも、何れは色々と聞いてきそうな気がするのは気のせい、じゃないだろう。
今は気まぐれを起こしただけかもしれない。……シノンは、リュウキやキリトを見ながら、随分と対照的な表情をしている2人を見て、まるで猫の様な笑みを見せていた。
そして質問タイム?に入る。
「えっと、本戦のバトルロイヤルってのはつまり、同じマップに、今回は45人がランダムで配置されて、出くわすそばから撃ち合って、最後まで生き残った奴が優勝……ってことだよな?」
キリトがうんうん唸りながらそう聞いていた。横でリュウキは涼しい顔をしながら、ハーブティを楽しんでいる様だ。そして何だか、腹が立った様子のシノン。珈琲のグラス越しにキリトの方を睨み、言う。
「……何が 『必要な事』なのよ。真剣な顔して何聞くのかと思ったら、ただ私に解説させようって魂胆じゃない。だいたいそんなの、運営が参加者に送ってきたメール見れば全部書いてあるわよ」
「それに関しては、ごもっとも、だ」
シノンにすかさず同意するリュウキ。再びハーブティの入ったカップを口に運び楽しんでいる。
「い、いや 一応……読んだんだけどさ」
キリトは唸る。……間違いなく、リュウキは読んでいるだろう。説明書を読まないタイプじゃなさそうだから、と言う事もあるし、これまでのゲーム(とは言っても、SAOとALOしか知らないが)では、説明書は疎か、攻略本も真っ青な情報を持っていたのだから。
……因みに、正確には一度キリト
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