【ソードアート・オンライン】編
100 迷宮区での出来事
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
…ボクが泣いていた理由は──嬉しかったからなんだ」
「……お姉ちゃんは、なんでティーチ君を見た時嬉しかったの?」
「……判らないんだ」
雑じり気の無い回答にアスナは、然も納得してません≠ニでも言いたげな表情で訊いてくるがそこは──アスナには転生云々≠話さなければならなくなるので、誤魔化しておく。
……もちろん、判らない≠ネんて嘘八百である。
「じゃあ、俺はそろそろ行くな? キリト達──知り合い待たせてるし」
「っ!? キリト=c?」
「キリトの知り合いか? ……ああ、もしかしてユーノはβテスターか?」
「あ、うん大体そんな感じ」
ティーチ君の口からキリト──原作主人公≠フ名前が出たので、面を喰らってしまった。しかし勝手に──都合良く自己完結してくれたので、それに便乗しておいた。……その後は、連絡がしやすい様に>氛氓ニ、3人でフレンド登録をしあった。
……今日はデスゲーム以来、最良の日となった。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE 《Teach》
《Asuna》と《Yuhno》。この2名は、今日俺がフレンド登録を交わした少女達である。……フーデットローブを被っているのは大体女性プレイヤーなので、少女≠ニ断定しておく。
《Yuhno》──ユーノ≠ニ云う名前は俺にとって、かけがえの無い名前である。
ユーノ≠ニ、ユーノのキャラクターネームを聞いた時、ユーノ・ド・キリクリ=c。……かつて不変の愛を──ハルケギニアだったので【ラグドリアン湖】の水の精霊にだが、愛を誓い合った少女を思い出したのだ。
「〜♪ 〜〜♪ 〜〜〜♪ っと…」
いつの間にやら漏れでていた鼻唄に釣られたらしいMobを、ソードスキルで消し飛ばす。……フードから見えた──涙を流した少女の事を思えば、なぜだか今日は、良く眠れる様な気がした。
SIDE END
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ