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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
100 迷宮区での出来事
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…ボクが泣いていた理由は──嬉しかったからなんだ」

「……お姉ちゃんは、なんでティーチ君を見た時嬉しかったの?」

「……判らないんだ」

雑じり気の無い回答にアスナは、然も納得してません≠ニでも言いたげな表情で訊いてくるがそこは──アスナには転生云々≠話さなければならなくなるので、誤魔化しておく。

……もちろん、判らない≠ネんて嘘八百である。

「じゃあ、俺はそろそろ行くな? キリト達──知り合い待たせてるし」

「っ!? キリト=c?」

「キリトの知り合いか? ……ああ、もしかしてユーノはβテスターか?」

「あ、うん大体そんな感じ」

ティーチ君の口からキリト──原作主人公≠フ名前が出たので、面を喰らってしまった。しかし勝手に──都合良く自己完結してくれたので、それに便乗しておいた。……その後は、連絡がしやすい様に>氛氓ニ、3人でフレンド登録をしあった。

……今日はデスゲーム以来、最良の日となった。

SIDE END

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

SIDE 《Teach》

《Asuna》と《Yuhno》。この2名は、今日俺がフレンド登録を交わした少女達である。……フーデットローブを被っているのは大体女性プレイヤーなので、少女≠ニ断定しておく。

《Yuhno》──ユーノ≠ニ云う名前は俺にとって、かけがえの無い名前である。

ユーノ≠ニ、ユーノのキャラクターネームを聞いた時、ユーノ・ド・キリクリ=c。……かつて不変の愛を──ハルケギニアだったので【ラグドリアン湖】の水の精霊にだが、愛を誓い合った少女を思い出したのだ。

「〜♪ 〜〜♪ 〜〜〜♪ っと…」

いつの間にやら漏れでていた鼻唄に釣られたらしいMobを、ソードスキルで消し飛ばす。……フードから見えた──涙を流した少女の事を思えば、なぜだか今日は、良く眠れる様な気がした。

SIDE END
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