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SecretBeast(シークレットビースト)
本編 第二部 
第一章「世界を覆う沈黙の鐘」
第一章 「物語は唐突で凄絶に始まる」 
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なたのような将となる人間が必要なのです。それに私ひとり空母に取り残されては寂しいではないですか。あなたと私の仲でしょうに」
「それはまあそうだな。いいぜ高町なんでもやってやる!」

「なるほど、ただ不用意につっこむだけではだめか、適当な人材を適材適所にか」
「私には波影の太刀があります、あれは退魔の力もあるんです。長年つかいなれた刀です、今の私ならどんな魔でも両断できます」
「そうか、しかしこれからの戦いはどうなるかわからない、一流の研ぎ師に研がせたいな」
「それなら、私にまかせて、知り合いに国宝級の刀鍛冶がいるの、そのひとに研ぎをしてもらえばいいよ。歴戦の強者に生まれ変わった愛刀、それが揃えばどんなものでも斬ることができるでしょう」細川さんだ。細川さんはいったいどうやって国宝級の刀鍛冶としりあったのだろう。やはり謎の多い人だ、と友恵は思った。
「大丈夫、戦国時代にやっかいになった人だから」
 こ、心を読まれた!?それに戦国時代!?細川さんはやっぱり謎だ。
「今度の相手はそんなに甘くない。やれることは全てやっておくべきだ」
「分かりました。私の愛刀よろしくお願いします」
「友恵様は豊村様についていてあげてくださりませんか?」
「わ、私なんかが?」
「今の友恵様の実力は相当なものです。もっと自信をもってよろしいですのよ」
「うん、友恵は私についてきてくれ」
「よ、豊村さんがそういうなら」
「あのー、私はどうすればいいのかな。私なんかいていいのかな」織花遥だ。
「織花さんには重要な任務がありますわ」
「え、じゅ、重要な任務!?」
「ええ、あなたのその気配の無さ、敵に気づかれず先頭を走る、いわゆる忍びとしてあなたほど適任者はいませんわ」
「ええ、私が先頭を!?」
「織花さん」豊村は真剣な目で織花に向き直る。
「別に無理にとはいわない。今回の事で巻き添えを食った一人であるあなたにそんな責任をおっ被せるつもりは毛頭ない、だがもしあなたさえ良ければ力を貸してもらえないか」
「わたし、この学校に入学してからだれかにこうやって声をかけられたの。初めてなんです。とても嬉しかった。親とかきっと激怒するかもしれないけどわたし、豊村さんたちの役に立ちたいです。私の方からお願いします」
「よし、先陣は私と藤沢、友恵に細川さん、そして織花さん、まあ島は言われなくてもついて来るんだろ?」
「あたぼうやないか」
「よしこの六人。突入事は細川さんと私でハリケーンをできるだけ弱めるつもりだ。あの海域はこれまで戦闘機すら入れなかった難所だが現状戦闘機での突破に駆けるしかない。あとはパイロットの腕しだいだ。高町と明日香は空母で後方支援を頼む。そういうわけで警視総監殿、緊急超法規的処置で自衛隊の空軍要請をお願いしたい」
「君らには呆れたよ。いいだ
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