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SecretBeast(シークレットビースト)
本編 第二部 
第一章「世界を覆う沈黙の鐘」
第一章 「物語は唐突で凄絶に始まる」 
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であそこで起きていることに通用するか分からない」
「それは、どういうこと?」
「豊村さんの中にはバハムートがいる。だとすればあの海域にも同じレベルのいえそれ以上の聖獣がいてもおかしくない。もしそいつがハリケーンを起こしてるのなら、私は神に匹敵するくらいの力とつまりリヴァイアサンと戦うことになる。そういうこと魔術は魔法じゃない聖獣クラスの存在がいるところで私の術式が発動できることは奇跡に近い」
「そうか、考えても見なかったな。細川さんだってあれだけ凄まじくても人間なんだよね」
「私は普通の人間とは少し違うわ。深い森の中で何百年も木々や動植物を世話していたドルイドの末裔なの。こう見えてもう何百歳にもなるんだよ」
「じゃ、じゃあ、この学校に入ったのは」
「あなたがいたから。多分ここにいるみんな、理由は違うだろうけどあなたに会うためにここにいるのよ」
「みんな、わたしのためにありがとう。そしていよいよ行動にでる時は来た。それで作戦だが、まずハリケーンを突破しなくてはならない。だが心配はいらない立ち寄り先の空母には私の父と母がいる。私の両親は、実は傭兵なんだ。それもとびっきりの。藤沢はこのことを知ってる。そして両親にハリケーンへの戦闘機の操縦を任せるつもりだ」
「じゃあ、私たちはその戦闘機でハリケーンに突入するわけですね」
「ああ、だが知っての通り戦闘機は搭乗員数が二名。私と父と母で3機とばしても4人余ってしまう、戦力はできるだけ多いほうがいい」
「じゃあ、高町に頼めよ」
「明日香……」
「な!高町、おまえの執事だったらあと3機はいけるだろ」
「そうですわね、たしかに戦闘機の一流のパイロットくらい手配するのは造作ないですわ。でも私が思うに人にはそれぞれの役割があります。私は所詮、人を使って戦略をこねくり回すしか脳のない人間ですわ。私が力になれるのは私の意図通りに動く人間が多数いる場合のみ、私は後方支援に回ります。戦闘機の帰還に空母が沈没しては話になりませんから」
「高町さん、私たちが帰ってくることまで考えてくれたのか。そうか、分かった、じゃあ空母を頼む」
「かしこまりましたわ、ですが言っておきますがちゃんと帰ってくるんですよ、同士討ちなんて戦略はわたし認めませんから」
「分かってるさあなあ、豊村、それじゃあ、あたしは切り込み隊長だ。先陣は任せろ」明日香だ。
「あなたはわたくしと一緒にいてくださいな」天光が言う。
「なんでだよ、おれだってみんなと一緒にいたいよ」
「明日香さん?あなたはわたしと一緒にいるのです。わたしの力にあなたは必要です」高町の目が光って怖い。
「な、なんだよ。睨むなよ。素直にわたしにいてほしいっていえばいいじゃないか」
「ふう、私達には世界の命運がかかってるのです。それを忘れないでくださいまし。私の戦略にはあ
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