第1章:修正の始まり
第2話「再会(再開)」
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
度か束の服を着せられるかもだが。
「...束。」
「あ、さー君。」
その日の夜。俺は束のいる部屋にいる。
「...これからの具体的な行動を決めよう。」
「...そうだね。」
いつものお気楽な雰囲気は消え去り、真剣な顔をした束になる。
「まず、昼の時は話せなかった事を話しておこう。」
束に俺が目覚める前に見ていた夢の事を話しておく。
「―――そして、今に至るって訳だ。」
「...そっか。...うん、納得がいったよ。」
一気に話しただけだが、やっぱり簡単に理解してくれたな。
「...全部、あいつのせいか...。」
「ま、そうなるかもな。」
“あいつ”...多分中身が転生者の織斑一夏だろう。
「秋十君に取り戻せるとか言った手前、それは実現させなきゃな。」
「うん。夢を追うのは中断したくない。....あ、そうだ!」
なにかを閃いたのか、束が立ち上がる。
「確か、“原作”の話の流れがあるんでしょ?だったらそれを利用して....。」
束が言いたいことは、敢えて原作に近い状況を進め、それでいて全てが織斑一夏の思い通りにはならないようにするという事だった。
「おま...随分ねちっこいやり方だな...。賛成だけど。」
「でしょ!じゃあ、早速、その準備に取り掛からないとね!」
「だな。」
まずは“原作”に影響を与えない程度に俺たちが自由に動ける土台を作らなければな。
「手っ取り早いのは会社を作る事だね。私に任せて!」
「オッケー。あ、“原作”の知識、できるだけ教えておこうか?」
「それもそうだね。後でよろしく!」
俺も結構ノリノリで準備を進めて行く。
「“夢”を追うため、いつまでもIS関係で後ろめたい事をやらせておくのも嫌だな...。」
「なら、どうにかしよう!これぐらいなら同時進行でできるでしょ!」
着々と予定を組み立てて行く。予定とは言え、全て俺たちならほぼ確実にできる事ばかりだ。
「あとは人員の確保だが...。」
「これも同時進行で探そうか。今日はここらへんにしとこう!」
「そうだな。」
行動に移すのは明日だ。今日はもう寝る事にしよう。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ