暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第1章:修正の始まり
第2話「再会(再開)」
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..ねぇ。」

  当時はそっくりだって喜んでた癖に...。これが洗脳とそれにより記憶改竄の影響か。

「しゃーない。大切な思い出の品は持ってないが、記憶に根付いてそうな言葉でも言おうか?」

「はっ、なんだか知らないけど、そんなの聞きたくないね。」

  はいはい。今の束の言ってる事は無視だ無視。

「まぁ、まずはこれを見ろよ。」

  取り出すのは想起のISコア。俺の傍に置いてあったものだから重要かもな。

「...そんなプロトタイプのコアがどう...した...。」

「束様!?どうしたんですか!?」

  俺のISコアを見て、束は少し固まる。

「あれ...?どうしてかな...なんで、そのISコアを見てると、懐かしい気分に...。」

「そりゃあ、本当の“夢”を叶える第一歩のものだからだろ。」

「“夢”....?」

  お?反発的な態度だったのに、こっちの言う事をしっかり聞いてるぞ?

「...あの日、束と千冬と俺で誓ったろ...?」









   ―――“絶対、三人で宇宙へ...無限の成層圏へ行こう!”







「―――ってさ...。」

「あ.....。」

  完全に束が固まる。...もうひと押しか...?

「...それとさ、ありがとな。」

「え....?」

「束が約10年間...俺が事故に遭ってからずっと治療し続けてくれたんだろ?だから、俺はこうして完全に回復する事ができた。だから、ありがとうな?これで、俺は...神咲桜はまた束達と夢を追う事ができる。」

「あ...あぁ.....。」

  頭を抱えて蹲りだす束。

「っ...!束様に何を...!?」

「すまんが、少し眠っててくれ。」

「なっ!?ぁ.....。」

  銀髪の少女に一瞬で近づき、気絶させる。

「く、くーちゃ...あぅ....!」

「...束、まだ..思い出せないか?」

  束の傍に近寄り、そう言う。

「神咲...桜...。....桜....さー...君....?」

「っ...!そうだ。さー君だよ。束。」

「あぐっ...頭が....!」

  ...もしかして、これって自力で洗脳に抗ってる?なら、さっさと開放しなければ...!

「確か...解除の仕方は...いや、知らなかった!?」

  やべぇ、能力を貰ったのはいいが、やり方が分からん。

「...ああもう!ままよ!」

  とにかく、洗脳を解くように念じながら束に手をかざす。

   ―――カッ!

「うおっ!?」

  瞬間、束が光に包まれる。...え?これでよかったのか?

「ぁ...あ
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