第1章:修正の始まり
第2話「再会(再開)」
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
..ねぇ。」
当時はそっくりだって喜んでた癖に...。これが洗脳とそれにより記憶改竄の影響か。
「しゃーない。大切な思い出の品は持ってないが、記憶に根付いてそうな言葉でも言おうか?」
「はっ、なんだか知らないけど、そんなの聞きたくないね。」
はいはい。今の束の言ってる事は無視だ無視。
「まぁ、まずはこれを見ろよ。」
取り出すのは想起のISコア。俺の傍に置いてあったものだから重要かもな。
「...そんなプロトタイプのコアがどう...した...。」
「束様!?どうしたんですか!?」
俺のISコアを見て、束は少し固まる。
「あれ...?どうしてかな...なんで、そのISコアを見てると、懐かしい気分に...。」
「そりゃあ、本当の“夢”を叶える第一歩のものだからだろ。」
「“夢”....?」
お?反発的な態度だったのに、こっちの言う事をしっかり聞いてるぞ?
「...あの日、束と千冬と俺で誓ったろ...?」
―――“絶対、三人で宇宙へ...無限の成層圏へ行こう!”
「―――ってさ...。」
「あ.....。」
完全に束が固まる。...もうひと押しか...?
「...それとさ、ありがとな。」
「え....?」
「束が約10年間...俺が事故に遭ってからずっと治療し続けてくれたんだろ?だから、俺はこうして完全に回復する事ができた。だから、ありがとうな?これで、俺は...神咲桜はまた束達と夢を追う事ができる。」
「あ...あぁ.....。」
頭を抱えて蹲りだす束。
「っ...!束様に何を...!?」
「すまんが、少し眠っててくれ。」
「なっ!?ぁ.....。」
銀髪の少女に一瞬で近づき、気絶させる。
「く、くーちゃ...あぅ....!」
「...束、まだ..思い出せないか?」
束の傍に近寄り、そう言う。
「神咲...桜...。....桜....さー...君....?」
「っ...!そうだ。さー君だよ。束。」
「あぐっ...頭が....!」
...もしかして、これって自力で洗脳に抗ってる?なら、さっさと開放しなければ...!
「確か...解除の仕方は...いや、知らなかった!?」
やべぇ、能力を貰ったのはいいが、やり方が分からん。
「...ああもう!ままよ!」
とにかく、洗脳を解くように念じながら束に手をかざす。
―――カッ!
「うおっ!?」
瞬間、束が光に包まれる。...え?これでよかったのか?
「ぁ...あ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ