3話
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!?」
「ず、ずいぶん食いつきます、ね…。もしかして好きなんですか」
「あぁ」
「え」
一瞬太陽の後ろに雷が落ちた気がするが、気のせいだろうな。
「プレーが好きだ」
「え」
今度は花畑が見えた。
あれ、何なんださっきからこれ。ついに視力まで死んだか…?
「そ、そうですよね!うん、風間さんが、そんなのに興味を示すわけないし?だ、大丈夫大丈夫…」
「…どうした急に…。いや、そんなことより、神童拓人の病室はどこだ」
「え。会いに行くんですか?」
「それ以外にないだろ。嫌がらせするわけでもねぇんだから」
「ま、まさか、霧野さんじゃなくて神童さんのこと好きなんですか恋愛的に!?」
「…………」
え。
コイツ、今、ナンテイッタ?
「は、はぁぁぁぁぁああ!?てめっ、何馬鹿なこと宣ってんだ!?」
「じゃ、じゃあ一体何しに行くんですか!!」
「普通に話してみたいだけだよ!!」
「うーそーだー!!いつもの風間さん、面倒、の一言で一蹴じゃないですか!!」
「てめぇは俺のことどんなふうに見てんだ馬鹿野郎!!必殺技の編み出し方とか、学校生活とか、色々そーゆーの聞きに行きたいだけだ!!」
俺が怒鳴ると、ようやく太陽は落ち着いたみたいだ。
…ったく、馬鹿なこと言いやがって。
「わ、分かりました」
太陽はキッと顔を上げ一言。
「俺、風間さんの恋を全力応援します」
「何も分かってねぇ!?」
「大丈夫ですよ照れなくて。風間さんはツンデレだなぁ」
「お前マジでぶっ飛ばすぞ」
「同じ年でもあるんですから、頑張ってくださいね!!」
「消え去れバカ太陽!!」
「ぐはっ」
最後に一発太陽の腹にお見舞し、俺は太陽の病室を去った。
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