第3章 リーザス陥落
第51話 其々のご褒美
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! 皆が皆、まるで鬼のよーな活躍したんだから」
そう……、もれなくユーリとの一日恋人〜等だが、皆が皆貢献しているから、一日丸々恋人〜は無理があるのだ。……今は戦争中、状況が状況と言う事もあるし。
「うむうむ〜。へ、これもまっ! たまには良いな」
ニヤリと笑っているのはミリだ。
内容を見てから笑ってるから……、恐らく彼女にとって内容が良いのだと思える。
「ん〜……私もそうですね。……良いのを引いたようです。……胸が、きゅんきゅん、としちゃいそうですよ」
真知子もニッコリと笑っていた。その表情は、ポーカーフェイスと言われているのだが、……顔が仄かに赤くなっていた。
「……へぅ/// わ、わたし……え、えっと……/// ゆ、ゆーりさん、ゆーりさんにっ……///」
かなみは、耳まで赤く染めていた。
その姿を見ただけでわかる。かなり良い内容?なのだろうか。今の所、金のトマトだけが割に合わない様子だった。
「……皆、良いなぁ……はぁぁぁぁぁ」
ランは、哀愁漂わせながら皆を見ている。
ランがいる以上、彼女以外の外れはいないだろう。 そして、そんな中、この6人の中で最大級の反応を見せる者がいた。
「………///////////(はぁぁぁぁぁっっ!?!?!?////)」
そして、無色の板を手にとった志津香は、ふるふると身体を震わせていた。
顔を板で隠す様にしているから、わからないが……相当顔が赤くなっているのだろう。……かなみに負けないくらい。否、かなみ以上に。
「はいは〜い。ユーリ君は〜、冒険者なので 戦争が終わったとしても、年に そうそう会えるもんじゃないでしょ〜? って言う訳で、有効期限は、《1年以内》としましょ〜か。ってか、それに書いてるけど」
ロゼは各々の反応を見せている6人にそう言っていた。
「本当に楽しそうですね……、あんなに大変だったのに」
香澄は、皆の方をみながらそう呟いた。本当に皆いい笑顔なんだ。今までのことが嘘の様に。
「やー、ほんとね? 今回は頑張ってなんにも口出ししなかったけど でも、ほんと………ぷっ、志津香……可愛っ」
マリアは、香澄の方を見つつ、志津香の方も見ていた。明らかに動揺しているのが分かる。からかいたい衝動に駆られながらも……、何とか口を噤んだ。何か言い、そしてその本人にしか知らない内容を聞こう、知ってしまおうものなら、ヘソ曲げて『絶対にするわけないじゃない!!!』と大きな声で言いそうだから。
「……志津香だって、頑張ったんだもん! 絶対。たまには……ね?」
「普段のマリアさんがマリアさんだから、志津香さんも、ちょっと信用できないんだと思うけど……」
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