第3章 リーザス陥落
第51話 其々のご褒美
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金の賞を得たのに、天国から地獄へと叩き落とされる様な気分だったようだ。そして、銀を取る事が出来たかなみも唖然としていた。
「うぅ……折角の銀……、私にも運が向いてきたって思ったのに……」
かなみも、うなだれていた。よく聴こえてくる?声の言葉をずっと否定をしてきたのに……と。
そんな中でも、希望の光を目に宿した乙女もいる。
「あ、な、ならさ?途中失格の私にもどんでん返しが?」
「あ〜、流石にそれはないわよ?ランは第一回はお預けって事でっ」
「へうぅぅ……」
まさかの敗者復活を期待したのはランだった。 だが……、そう上手くはいかないとの事。次のチャンスは一体いつになる事やら……と、枕を濡らす日々が続いてしまいそうだ。
「さ〜て? 手に入れた紙に、ユーリと一緒に出来る事が記載してるわよ!? するかしないかは、本人に任せるけどね〜。あー、ゆー? ゆーは、ちゃ〜んと答えて上げるのよ〜? 必死な女の子達の為に〜」
「……無茶なの以外はな」
ユーリはやれやれと、ため息を吐いた。今日で、ため息一体何度目だろうか?
幸せが逃げていく……というらしいがそんなの考えてられないのだった。
「さぁ〜て、ユーリさんには個室で待機してもらいましょ〜かね? 準備が必要でしょうし〜」
「はぁ? 一体何の準備だよ」
「え〜、こういうのって 予約してからのプレイじゃないんだから、準備が整うまで待合室で待機が普通でしょ〜。ユーリは、大人気みたいだし〜? 即日完売しちゃったわよ」
「……何の店の話をしてるんだよっ!」
ユーリはため息を吐きながらもそう突っ込んでいた。何処かにありそうな○俗店のシステムを言うロゼに対して。
「ま、細かい事はいーからいーから、さっさと行った行った〜」
「はいはい……」
兎も角ユーリは言われたとおりに 司令室から出て行った。
ちゃんと場所は言われているのでご安心を……?
そして、残された女の子達は、各々メッセージが書かれている板っきれを確認する。どうやら、表面が剥がれるようになっているようで、中に書かれている様だ。凝った作りだ、と思える。
そして、その内容は勿論、個人のものであり、提示の必要は無い。
「むむむ……確かにトマトはユーリさんと冒険に出ようと鍛えてますですが……、ちょっと不服な内容ですかねー……、疲れてる所に、更に疲れる様な……。あ、でも ユーリさんとのスキンシップと考えたらそうでもないですか〜?」
トマトは内容をみながらそう言っていた。
内容を聞く限り……、一日恋人?って言う内容ではなさそうだ。ロゼの煽りではこんな感じじゃ無かったはずだが……と。
「あははは! そりゃ仕方ないでしょ? 甲乙つけがたい
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