解かれる結び目 12
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
と同じに。誰かや何かを通して初めて自分を知るんだよ、レゾネクト。答えが欲しいなら、世界を壊すのではなく、向き合えば良かったんだ!!」
「ぐ……っ」
ヒュ……と、波打つ鞭のようにアルフの剣から放たれた閃光が、レゾネクトの体を強かに打つ。左肩から右の脇腹にかけて、黒い法衣が斜めに斬り裂かれる。隙間から覗く白い肌に鮮血が溢れた。
「そうか……。つまり、」
腕を返し、続けて攻撃を繰り出そうとするアルフの前に、レゾネクトが すぅっと滑り込んだ。
「貴様は俺の疑問に答えられないのだな」
「!」
腕が届く距離。
アルフは一瞬、躊躇した。
その一瞬が命取りになると知っていても、アルフの強い優しさが腕を引き止めてしまった。
「なら、もう良い」
レゾネクトは躊躇しない。
欲しい物をくれない相手に、用は無い。
引いた右腕がアルフを狙い定めてる。
真っ直ぐに突き出され……
「…………っ駄目えぇえええッッ!!」
アルフの横に瞬間移動する。
アルフの体を突き飛ばす。
レゾネクトの腕が
私の体に
深く、突き刺さった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ