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逆さの砂時計
解かれる結び目 11
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、護ろうともしてない! 貴方自身がそういうものを持たないまま知ろうとしても貴方の答えにはならないんだ! だから!」
「俺自身が無いのとあるの、持つ前と後とでは違う? なんだ? ()()は、最初の問いに答えているものなのか? どこかずれている気がするな。ちょっと待て。疑問を整理させろ。……ああ、そうだ。始点はここだ。俺は何故、この世界に居るんだ? 何故、貴様らと戦うんだ? 神々や人間共は何故、俺を殺そうとしているんだ?」

 声が、届かない。

 この男悪魔に、アルフの声は、届かない。

「レゾ……ッ」

「アルフリード!」

 アルフの顔を強引に引き寄せて、唇を重ねる。
 驚いて丸くなった(だいだい)色の目に、私の真剣な表情が映り込んだ。



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