Vivid編
第二話〜リハビリとこれからと〜
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」
そう言ってからライは気付く。カリムが少し期待しているような目でボードを見ている事を。彼女のそんな表情を初めて見たライは彼女の隣に座っているシャッハの方に目を向ける。その彼の視線にまた彼女は苦笑いを返すだけであった。
「…………よければ一局打つ?」
「是非」
即答だった。
後日知ることだが、生まれた時から聖王協会に所属していた彼女の生活にはほとんど娯楽というものがなく、また許されてもいなかった。しかし、幾つかのボードゲームを幼い頃に大人からのプレゼントで受け取った彼女は、それを唯一の娯楽としてのめり込んだらしい。チェスもその内の一つということだ。
その後、二時間ほどかけて二局程打ち、その結果はライの一勝一分け。ライ曰く「はやてやティアナよりも手強い」らしい。
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