第六十六話
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そんなことよりも僕が目を引かれたのは
「とう、さん」
ずっと目指していた目標で、憧れの父さんの後ろ姿。
駆け出そうとして、その足が止まる。
「なん、で」
なんで父さんが三位なの?
なんで周りも納得しているの?
なんでだよ。
父さんは英雄で、偉大なる魔法使いで、皆に認められているのに。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
次に目に入ったのが一位と二位。そこには天流先生とその息子が立っている。
またあいつらが、あいつらのせいで、あいつらさえいなければ。
「ラス・テル マ・スキル・マギステル。契約により我に従え高殿の王」
表彰台から離れているので誰にも気付かれることは無い。それにいつもよりも魔力が込め易い。これならあいつらを簡単に倒せる。
「百重千重と重なりて」
そこまで詠唱した所で杖が砕け散った。
「そんな」
父さんから貰った杖が、あれ?
じゃあ、あそこで父さんが持っている杖は?
でも杖は折られて、折られて?
あれ、杖は砕けたんであって、でも折られた?
一
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