第六十四話
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に再生が終わっている。でも疲れや痛みは色濃く残っている。考えることすら辛くなる。思考を第1以外をカット。考えることすら鬱陶しい。でも、お父様に嫌われたくないから、最後まで足掻かせて……あれ?
「ダメージが無い」
「ふっ、やっとか」
「やっと?まさかこれが可能性を操る答えなの」
「何も考えずに自分に有利な現象を引っ張る。そんな矛盾の先にあるのが可能性を操るということだ。合格だリーネ、晴れて弟子卒業だ。もうオレが教えることは無い。ここからはお前が自分で進め」
そう言ってお父様が私に止めを刺す。意識を刈られるもすぐに目を覚ます。何故なら懐かしくも恥ずかしい感覚があったからだ。目を開けるとすぐ傍にお父様の顔がある。
「えっ!!何この状況!?」
「うん?見ての通り抱きかかえているだけだが、何か不満でもあるのか」
「不満も何も皆に見られてるから」
「それはそうだが、歩けるのか。脳浸透を起こしているはずなんだが」
「…………無理そう」
「ならこのままだな」
「むぅ〜」
「くっくっく、良かったな超がカメラとかの撮影機器を使用不可にしているから映像に残ることは無いぞ」
「茶々丸達シスターズ、ブラザーズ達が居るのに」
「さ〜て、次はどっちが勝つかな〜」
「話をそらさないで」
「だが断る」
そんな感じで医務室にまで連れて行かれる。まあ、役得だったかな。
side out
side 零樹
執事服を脱ぎ、この日の為に用意していた戦闘服に着替える。見た目はエミヤの赤い外套を黒に変え、ボディアーマーを取り去った様な感じの服だ。もちろん僕が出来るだけの魔術処理を施したり色々な魔術媒介を収納、展開出来る様にもなっている。着替え終わり余った時間を瞑想をして過ごす。
「そろそろ時間です」
係員の声がかかり瞑想を止めて舞台に向かう。舞台の上には既にナギさんが待っていた。大戦中の戦闘服に左手に杖を右手に大剣を持ち、静かに僕を待っている。
「来たか零樹」
「ええ」
ナギさんと対峙し自分の武器、一本の漆黒の槍を影から取り出す。宝具程の能力があるわけではないがこの槍も十分な強さを持ちあることに特化している為に用意した武器だ。
司会が僕達の紹介をしているようだがそれを聞く余裕は無い。
目の前に居るのは大戦の英雄。僕よりも遥か先にいる存在。それに挑戦しようとする僕は愚か者なのだろう。もう切り替えているのか先程までの様な馬鹿な感じはしない。今のナギさんは目の前の敵(僕)を倒すことしか考えていない。
「アリスを任せるかどうかはアリカが見極めてくれる以上オレはお前
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