第六十話
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麻帆良武道大会 予選
side 零樹
さて、麻帆良武道大会が開催されようとしています。今は主催者である超さんがこの大会をM&Aをしてまでここまで大きくしたのかを説明しています。それを聞き流しながら周りを見渡すことに。父さんを始め、赤き翼の面々が仮装、または変装して所々に立っていたり(なぜかアーニャさんの姿が見えるんだけど)、裏世界、魔法使いではなく忍者とかエクソシストみたいな者達。明らかに異常な気を持っている武道家。結構名前の知られている暗殺者。シスターズ、ブラザーズの中でも戦闘狂の子達。他にもチラホラとかなりヤバいのが混じったりしている。
「最後に、25年前に優勝したのはふらっと現れた異国の少年、ナギ・スプリングフィールドね」
そんな話も聞いた事があるな。まあ、今は関係ないけど。おや?あれも参加するのか。予選突破できれば、いや、父さんの事だ。なんとか勝ち残って本戦には出れるようにしているんだろう。僕は僕の事だけを考えれば良いか。
予選は16カ所あるリングの上で、気絶か場外、相手を殺すと負けとなり、各リング2名までが本戦出場となる。僕は指定されたJリングに立ち相手を確認する。脅威になり得るのは別の世界で布でロボットを破壊する武道家と頬に十字傷のある傭兵が開発した着ぐるみ型パワードスーツ、最後に門矢さん。
さて、とりあえずは様子見から始めるとしましょうか
「試合、開始ね」
合図と同時に雑魚共が近くに居る雑魚を相手に戦いを始める。門矢さんはめんどくさそうにディケイドに変身している。パワードスーツは手に持っている警棒で向かってくるのを撃退している。そして、最後の一人は
「我が名はシュウジ・クロス。流派東方不敗の伝承者じゃ。儂と一つ手合わせを願おうか」
僕に宣戦布告をする。
「僕は天流・M・零樹。世界最強の教授の息子だ」
手袋がズレないように深く嵌め直し構える。
「それでは武道家ファイト」
「レディ〜〜〜〜〜」
「「ゴーーーーーー」」
side out
side アリス
あ〜〜、なんと言えば良いのだろう。私が立っているBリングだが、勝敗は既に決していると言ってもいい。なぜなら私の他に強いのは、その、ベイダー卿だけだから。うん、あの黒くてコホー、とか言うあれ。さっきからフォースみたいなので参加者を投げ飛ばしている。腰に差しているライトセイバーを抜く気配は一切ない。でもね、一つだけ言わせてもらいたい。あなたは何をしてるんですか、お父さん(・・・・)
魔力からすぐに分かりますよ。
「くっ、すまねえな嬢ちゃん。オレはまだこんなところで」
「気安く触らないでもらえますか
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