第五十六話
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ここにちょっかいをかけてくる低級の妖怪位なのにそんな奴らが戦闘法を語れる訳が無いでしょうが。タカミチに教えてもらっていれば、基本である瞬動、虚空瞬動、戦いの歌、気の運用法、接近戦、場合によっては咸卦法まで習得できるはず。これがMMの魔法使いならたぶん、現在使用できる魔法の確認から始まり、新しい中級または上級呪文の習得、『立派な魔法使い』としての心得、みたいなことを教えられるのでしょうね。どうでもいいけど。
「それにしても暇ね。杏仁豆腐お代わり」
「やれやれ、人を呼び出しておいてそれは無いだろう。こっちもあんみつ」
「それはいいケド、食べ過ぎじゃナイカ」
今日は日曜日、チウちゃんはパソコンのパーツやら衣装の生地等を買いに秋葉原へ、茶々丸はオーバーホールの為に工学部へ、刹那と木乃香は昨日から図書館探検部の活動に出ている為いない。いつもならアリスか零樹で遊ぶが二人は中国の方にいる。よって暇なので真名を呼び出して超の店で杏仁豆腐を食べている。
「私、いくら食べても太らない体質なの」
「私は運動するから問題ないな」
「はい、お待たせネ〜。リーネさんが羨ましいヨ」
「正確に言えば燃費が悪いのよ。普通に生活する分には普通で良いんだけど、ちょっと訓練とかするとすぐに燃料切れになるのよ。おかげで高カロリーの携帯食を作成する羽目になったんだから。最もそれの開発のお陰でお金が大量に転がり込んで来たんだけどね」
高カロリーな上に安く、栄養バランスも取れている事から売り込んでみたらあっという間にヒット商品に。おかげで一般生活に置いてお金に困る事は無くなった。
「それよりも最近研究も訓練も、全部が行き詰まってる感じなんだけど、どうすれば良いと思う」
「そう言われても私よりも遥か先にいるリーネに対して何を言えと言うんだい」
「とりあえず気分転換でもしてぼーっとしてると天啓が降りてくるってお父様が言ったからこうしてるんだけど。どうもその天啓が降りてこないのよ」
「ふむ、なら気分転換に佐久間で遊んでみれば良いのでは」
「あいつ、今は研究の最終段階で地下に籠ってるみたいなのよ」
「何を研究してるんだい」
「今まで以上に高度な疑似知的生命体の創造というお題目で予算やら資材を手に入れて、ケモノ耳っ娘のメイドを作ってるわ」
「……超、おかわり」
「聞いておいて流さないでよ」
「いや、どう返せと」
「まあ、巫山戯ているけど性能自体は凄いわよ。気も魔力も使えて基礎身体能力もライダー並みで家事能力は茶々丸並み。コストはちょっと割高らしいけど」
「家事能力は趣味なのか」
「趣味でしょうね。何が良いのか理解に苦し
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