第四十八話
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じゃあ好きな物とかは?」
「そうですねぇ、甘い物とかは好きですよ。嫌いなのは特にないです」
サバイバル訓練の時に嫌いなんて言ってられませんからね。
「最後、付き合ってる人は居る」
「居ますよ。先日から付き合い出したばかりですけど」
その答えを聞いて、一度アリスさんに視線を移してから
「もしかしておじゃまだった?」
「朝倉さん、絞められたくなかったらあまり広めない様に」
アリスさんが朝倉さんの背後からタオルで軽く首を絞めながら脅していた。
「わ、分かったから放してくれないかな?」
「いいでしょう。ですが広めたりしたら、分かってますね」
「イエスマム」
朝倉さんは解放されると同時にそそくさと自分のクラスと思われる場所に逃げて行った。アリスさんの殺気に怯えて鋭太郎達もこの場から離れていた。ふむ、二人っきりになれたのは予想外だがこれはこれでいいか。それから集合時間になるまでアリスさんと談笑して過ごす事にした。
side out
side リーネ
「はいはい、皆さん静かに。それでは、15年度の修学旅行が始まりました。この四泊五日の旅行で楽しい思い出をいっぱい作って下さいね」
『『はーーい』』
源先生の声に合わせて女子3-Aと男子3-Xの声が車内に響き渡る。3-Xということは零樹のクラスね。暇だからこっちに呼ぼうかしら。あら、よく見たらすぐ近くに居るじゃない。なら早速呼ぼうかしら。
「零樹、暇ならこっちに来なさい」
「なら暇じゃないと答えさせてもらうよ」
「いいから来なさい。生け贄として佐久間を連れてきても良いわ。あと何か暇つぶしが出来る物も持ってきなさい」
「了解」
「俺を売るのか!!」
「なら姉さんをなんとかするんだな。ちなみに強さ表6万5千から6万8千ってところだ」
「零樹はどれ位なんだ」
「6万3千から6万7千って所だこの変動値は相性の差から出されているから、もし鋭太郎が姉さんと戦った場合の値は6万6千前後だ。ちなみに鋭太郎は1万8千から2万2千と言った所だな」
「3倍差か、今は諦めるしかないか」
「それが身の為だ」
「ずいぶんな言いようね。そんなに私を怒らせたいの」
「滅相もありません」
「なら暇つぶしを手伝いなさい」
「はいはい、といっても紙麻雀位しか持ってきてないよ。あとはDM位だね」
「昨日適当に組んだデッキの調整にちょうど良いわ。相手なさい」
「分かったよ。木乃香さん、席を代わってもらえますか」
「かまへんよ」
「では姉さん、ネタとネタとネタとガチ、どれを選び
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