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迷子の果てに何を見る
第四十八話
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「彼らも一応こちら側の人間です。レイフォンはアリアドネー出身。君尋は一般人でしたけど最近祐子さんにこちら側に連れてこられたんです。君尋はともかくレイフォンは十分戦力になりますよ。強さ表で言うなら大体1万から2万位で安定はしませんけど」

「前から気になってたんですけど、なんでMMの魔法使い以外の強さがインフレしているんでしょうね」

「現実をちゃんと見ているかいないかの違いだと思いますよ」

「鋭太郎はMM出身だけど現実を見ているからあそこまで強いんだろうね」

「変態で変人ですけどね」

「アリスさん、さすがに許してあげてくれませんか。あんなのでも親友なんで」

「零樹君がそういうならこれ以上は止めてあげます」

「ええ、ありがとうございます」

それから四人で雑談をしていると少しボロボロになった鋭太郎が戻ってきた。

「なんの恨みがあってこんなことを」

「ストーカー行為への恨みですね。ちなみにまだまだありますよ」

アリスさんのポケットから大量の写真が見えた。

「マジで勘弁して下さい」

それを見た途端、鋭太郎は見事な土下座をする。

「仕方ないですね。とりあえず今持っている分は渡してあげますよ」

さすがに駅のホームで土下座をさせているので注目が集まり、それから解放される為に渋々ながら写真を渡していた。

「何々、一体どんな写真なの」

いつの間にやらカメラを持った女生徒がアリスさんの後ろに立っていた。

「そこで土下座している彼の恥ずかしい写真ですけど」

「へぇ〜、どんなのか気になるけ、あれ?先生?」

僕の方を見てカメラを持った女生徒が不思議そうな顔をしていた。まあ、何を考えているのかはすぐに分かりますけど。

「初めまして、天流・M・零樹です」

「ってことは天流先生の」

「そっくりなんでよく間違われますが息子です」

「びっくりした〜、よく見たら微妙に違うし。あっ、私は朝倉和美ね、よろしく。それでさあ先生の息子で同学年ってことはリーネさんか刹那さんのどっちかと双子なの?」

「いえ、双子ではありませんよ」

違うという言葉に触れてはならない話だと思ったのか失敗したな〜と言う顔をしている。

「あ〜、写真撮らせてもらっても良いかな。インタビューにも答えてくれると嬉しいんだけど」

少し苦しいが話題を変えようとしているのが分かるので乗ってあげる事にする。

「ええ、構いませんよ」

「ありがとね。それじゃあ軽く身長、体重、誕生日に趣味を」

「身長は170前後、体重は70キロ前後、誕生日は9月12日、趣味は物作りですね」

「ふむふむ、それ
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