第四十六話
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銀と黒を基調としたボディに骸骨に似た仮面と白色のボロボロのマフラー。額にある「S」の傷を隠す様に左手に持っている帽子を被り隠す。
「さあ、お前の罪を数えろ」
「何!?一つの世界にライダーが2種類だと、ありえん」
「ありえないということはありえない。この世界には君が考えている以上の技術を持つ男が居るということだ」
「鋭太郎、格好付けてもあとでO☆HA☆NA☆SHIだからな」
「勘弁して欲しいのだが。こうして助けに来たことだし」
「だが断る。第一、スカルを父さんから預かっている時点で前から準備してやがったな」
「さ、さあな」
「とりあえずとっとと仕留めろ。クロックアップで一方的に嬲るぞ」
「了解だ」
ベルトからメモリを取り出しスカルマグナムに挿入する。
<<SKULL! MAXSIMAM DRAIVE!!>>
「スカルパニッシャー」
まだ倒れているドーパントに対してスカルパニッシャーが叩き込まれメモリブレイクが行なわれる。どうやったのかは分からないがドーパントが居た場所にはブレイクされたメモリだけが残っていた。
「さて、まだ続けるのか鳴滝さん。できればこの世界から退いて欲しいんですけど。でないとアリスさんが本気であなたを消しちゃいますよ」
「そんなことしませんよ。精々ハプシエルが居るダイオラマ魔法球に放り込むだけですよ」
「「逃げろ鳴滝さん、本気で不味い」」
「あ、ああ。何か分からないが不味そうだ。ここは退かせてもらおう」
僕と鋭太郎の気迫が通じたのか大人しく鳴滝さんはオーロラを越えて逃げていった。
よかった、さすがにハプシエルに会わせたら人格が崩壊する。彼には彼の正義があるんだから、それは否定してはいけない。
そんなことを思っていると父さんと母さんが閉鎖結界を普通に通り抜けてきた。誰かがついて来れていないのか父さんが引き返してバイクに乗っている二人の男を連れてきた。
「怪我はないみたいだな」
「父さん、なんで鋭太郎にスカルを貸してるの」
怒っていることをアピールする為に少し睨む。
「スカル?オレが鋭太郎に貸したのはジョーカーだぞ」
「えっ?」
鋭太郎の方を向くと単純に「S」と描かれているメモリと「J」が描かれている黒いメモリの二つを持っていた。そして父さんの手には骸骨をモチーフに「S」が描かれているメモリがある。
「ガイアメモリを作ったのか」
「オレもビックリだ。まさか解明されるなんて思ってなかった。間違いなくあいつは天才だ。MMからアリアドネーに来ないかな、あいつ」
今まで数々の魔法先生が解明しようとして挫折したライダーシステムを解
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