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迷子の果てに何を見る
番外その二
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いる。
こいつの名前は八雲藍。
東方と呼ばれるシューティングゲームに出てくるキャラクターだ。何故いるのかはさっぱり分からないがこれだけは言わせて欲しい。

「紫は真面目に働いているのか!!」

「驚く所そこなのか」

いや、あいつの事だからきっと他の式を手に入れているはず。それに藍って大陸の方の九尾じゃなかったっけ?どうでもいいか。

「とりあえずエヴァ、藍に服を着せてやってくれ」

「分かっていると思うが」

「「絶対に見ません」」

なぜか一条も答えていたが仕方ないだろう。急いで後ろを向いて大人しく待つ。

「いいわよ」

しばらくすると許可が出たので振り返る。そこには原作通りの服を着た藍が寝かされていた。何故そんな物を持ってるかって?コスプレに使ったからに決まってるだろう。それはともかくこれからの行動について思案する。だが、それをすぐに中止する。なにせ情報が全くないのだから。

「とりあえず彼女を『理解』するしかないな」

複数ある並列思考の第2思考から第1思考へと切り替え、他の思考を全てカットする。第2思考は私生活においての思考、第3思考は教師、第4思考は『教授』、第5思考から第58思考は主に戦闘用となっている。そして第1思考、それは『理解』する為だけの思考。
目の前にいる藍に視線を向ける。それだけ。
ただそれだけで膨大な情報が頭の中に入ってくる。
時間にして数秒とかかっていないだろうが全ての『理解』を終え、第2思考に切り替える。

「あ〜、結論から言うとやっぱり藍みたいだな。ただし紫と会う事無く大陸の方から日本に渡って来て滅されたみたいだな。性格は極めて凶暴、姿以外は別人だと思った方が良いな」

「そんな事より感情面の方はどうなんだ」

キティからの殺気が怖いです。一条は既に逃走してるし、正直に答えるしかないのだろう。藍、閻魔様によろしく。

「欠片と変わらず「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック。契約に従い我に従え氷の女王、来れとこしえのやみ、えいえんのひょうが。全ての命ある物に等しき死を。其は安らぎ也“おわるせかい”」

速攻で滅されました。いつもより威力も高いな。なんだ?呪符なんか取り出して。あれ?その呪符って確か。

「完全に滅してくれるわ」

対象から魂を消滅させる呪符を躊躇いも無く殺生石に張り付け魂を消滅させてしまった。容赦ないな、だけどオレを独占したいという気持ちからの行動だから嬉しく思う。

「終わったか?」

殺生石を探す際に掘った穴の一つから一条が顔を出した。

「終わった、掘り返した土を戻したら後は好きにしていいよ。三日後に麻帆良に戻る予定だから」

「はいよ。ならとっとと片付けて休ませて
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