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ゼロの使い魔〜ルイズが呼び寄せたのは〜
第1話:サモン・サーヴァント
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になっていただけるでしょうか……?」

 恐る恐るといった体で頼んだコルベールに少女は一瞬思案したがすぐに結論を出した。

「・・・・・衣食住を保証してくれるのなら承諾しよう。どうせ私に知り合いも肉親もないのだから」

「ほ、本当!?」

 この答えに反応したのか先程まで意識を召されかけていたルイズは現実に戻り、彼女に詰め寄った。

「何度も言わせるな。私は艦娘だ建造されたての私は身寄りもない。主もいない。なら君が主になってくれると言うならそれは我々二人にとって利益になると思うが?」

「そうね。ありがとう。そう言えば名前を聞いていなかったわね。あなたの名前は?」

「伊勢型戦艦二番艦日向。推参!」

「へぇ。変な名前ね。とそれより戦艦? 艦娘って何?」

「艦娘を知らない? 艦娘と言うのは私のように艦艇の魂が肉体を得た……所謂九十九神といったところか。そして私はその中の大日本帝国海軍伊勢型戦艦二番艦の日向という名の艦の艦娘だ」

「だいにっぽん帝国? 戦艦日向? 聞いたことないわ」

 艦娘について答える日向だったが、その答えが余計ルイズの疑問を深めたようだ。
 そして最初は平民と馬鹿にしていた野次馬と化した生徒達も艦娘や九十九神、大日本帝国といった単語は聞いたことがなくいつの間にか野次は止んでいた。
 そこへいい加減しびれを切らしたのかコルベールがやって来た。

「まあまあミスヴァリエール。そろそろ授業を終了したいので続きは私の部屋でどうですか?」

「そうね。そうしますわ」

「フム、私も聞きたいことがあるそれでいい」

「では皆さん、今回の授業はここまで。このあとの授業には遅れないように。ミスヴァリエールとミスヒュウガは私と一緒に来てください。ああ誰か、次の授業の先生にミスヴァリエールのことを伝えておいてくれますか? では行きましょうか」

 そしてルイズとコルベールそしてこの世界に召喚された日向はルイズが飛べないため (日向は飛ぼうと思えば今は展開していない艤装の主砲の反動で飛べると彼女は思っている)コルベールの先導でコルベール部屋へと向かった。
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