TURN28
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!!」
「第八駆逐隊で対処せよ」
「ヤーッ!!」
「イタリン艦隊の損耗率が四十%になりましたッ!!」
「第五戦隊を向かわせるんだ」
ロンメル艦隊旗艦ティルピッツでロンメルは適切に対処していた。
「ロンメル元帥、CORE艦隊はイタリン艦隊を集中的に攻撃しています」
「……やはり新編成艦隊では些か無理があったか」
イタリン艦隊は新型艦艇を投入していたが、それを操る乗組員の練度が低かった。
「ッ!? 後方から多数の反応ありッ!! 航宙機ですッ!!」
「しまった……なら艦隊は陽動かッ!?」
しかし、対艦ミサイルを搭載した航宙機はロンメル艦隊、イタリン艦隊を追い抜いてCORE艦隊を攻撃し始めた。
「これは……航宙機の識別を確認するんだ」
「ヤ、ヤー」
オペレーターが慌てて識別確認をする。
「……これは赤い丸印の国際標識……日本機ですッ!!」
オペレーターが嬉しそうに叫ぶ。
「日本……狹霧長官か」
「後方から艦隊接近ッ!! 日本艦隊ですッ!!」
ドクツ、イタリン艦隊の後方から南遣方面艦隊が接近してきた。
――CORE艦隊旗艦ゴルゴディオン――
「教祖ッ!! ドクツ、イタリン艦隊の後方からジャップの艦隊が接近しますッ!!」
巡洋戦艦ゴルゴディオンの艦橋に兵士のCOREが叫ぶ。
「……浄化せよ。ただそれのみだ」
ゴルゴディオンの艦長席に座る大西洋方面艦隊を率いるトルーマンはそう静かに宣言した。
しかし、それは直ぐに驚愕するとなる。
「ジャップが発砲ッ!!」
南遣方面艦隊は空母艦隊を後方に退避させると最大速度でCORE艦隊に向かい、主砲を撃ちまくる。
「愚かな……我々はCOREだ。人間の貴様らに勝てるなんぞ……」
その時、ゴルゴディオンの左舷を航行していた護衛の駆逐艦がビーム弾の直撃を浴びて爆発四散した。
更にビーム弾の猛攻が続き、CORE対応の駆逐艦から殲滅させられていく。
「何ッ!?」
トルーマンは日本の攻撃に驚いた。
「タイムロスが五秒余りだと……」
各国のエネルギーの粒子を扱う主砲は一度発射すると、再度発射するまで約二十から三十秒程エネルギーの装填に掛かる。
しかし、短砲身型主砲を採用した南遣方面艦隊の艦艇は機関も改装してエネルギー増幅装置を設置して速射の限界を求めたのだ。
その結果がこのような弾幕のような射撃である。
――南遣方面艦隊旗艦摩耶――
「撃ちまくれェッ!! 弾幕はパワーだぜッ!!」
つい某普通の魔法使いの言葉を言ったが気にしない気にしない。あれも似たようなもんや。
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