夜空の星
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を見上げた。
本当に綺麗な夜空…。
「あたしたち、ずっと遠回りしてたんだね。」
「どういう事だ?」
「あたしだって……ずっと好きだったんだから。ロビンの事……。」
言いながらあまりにも恥ずかしくなって、両手で顔を覆ってしまった。
「ミレーヌ。」
ロビンがあたしの頭を撫でるのを止め、あたしの両腕を取ると。
「だからそんなかわいい事されたら、我慢できなくなるだろ?いいのか?」
あたしとおでこをそっとくっつけながら聞いた。
顔が熱いよ…!
「あたしはかわいいなんて思ってなんか…」
「じゃあしない。」
ロビンはおでこも腕も放してしまった。
「えっ…!」
あたしが一瞬動揺したら。
「嘘だよ。」
ロビンはあたしを強く抱きしめながらキスをくれた。
この間のファーストキスの時よりもずっと本気の、熱いキスを。
嬉しい…。
ロビンからの気持ちが強く伝わってきた。
「ほら、泣くな。」
あたしの目から溢れる涙を、ロビンがキスで拭ってくれた。
「だって……恥ずかしいけど…嬉しいの。」
「これからはいつでも傍にいるから。」
そして、耳元で囁いた。
「愛してるよ、ミレーヌ。」
「うん、あたしも……!」
あたしは泣きながらロビンに抱きついた。
そんなあたしたちを、満天の星空は静かに見守ってくれた。
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