暁 〜小説投稿サイト〜
幸運E−のIS学園生活
個人的に姉に欲しい英霊ナンバー1
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「こ、心?」
「あ、あれが銀の福音か?」

見えてきたのは真っ黒い闇の塊、仮にも銀という名を冠するものとは思えないほどに黒く禍々しかった。それから伝わる畏怖の念、全身に鳥肌が走っていく。全身を包むほどの長い紫色をした髪は、ISとはまた違う別次元の物であると主張するようであった。額と思われる部位には一つ目があり、それが妖しく輝いている。

銀の福音がどのようなものなのか完全に理解していた心は、如何にこの場いる怪物(それ)が場違いであるか理解していた。あれはこの世界に本来存在(いて)はいけない存在なのだ。そして、どれだけ強力で危険な存在である事も。

「一夏ぁ箒ぃ!!今すぐ撤退しろ!!あれはお前ら二人じゃ手に負えない!!」

いきなり響いた怒声、普段聞き慣れない心の声に戸惑う二人。そんな二人に苛立ちを覚えたのか更に巨大な声で此処から早く離れろと叫ぶ。

「い、一体如何したんだよ心!?」
「そ、そうだ。いきなり撤退しろとは……」
「いいから俺の言う通りにしろ!!!織斑先生聞こえるか!?作戦は中止だ!!このままじゃあ全滅もしかねない!!織斑と篠ノ之を至急帰還させる!!」
『ど、如何いう事だ衛宮!?』
「良いから!!あれは俺じゃないと手に負えない!!」

そう言いながら自らの得物を出現させ、構えながら殺気を放出し相手を威嚇する。その殺気は銀の福音ではなく、一夏と箒に効果があった。

「さっさと離れろ!!死にてぇのか!!!」
「あぁぁぁぁ………」
「か、身体が………う、ぅごかなぃ……」
「ちっ恐怖に呑まれたか!!!」

すかさず心は銀の福音に挑みかかり、そのまま遠ざけるように攻撃を加えていく。そしてそれに応えるようにそのまま心に襲い掛かる福音。

「てめぇのデート相手は俺がしてやるぜ福音!いや、怪物メデューサ(サーヴァントライダー)!!」
「ゥォォォォォォォン………!!!」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ