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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第184話 強さの意味
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の中に出てきた言葉はたった1つだけ。
「つよ、い……」
そう、その強い、それ以外にもう言葉が浮かばないのだ。そして、その言葉が生まれたと同時に、疑問も生まれていた。
「あなたは、あなた達は、それだけの強さを持っていて、何に怯えていると言うの……?」
その疑問と同時に、震えていたリュウキ。そして 何処か険しい表情、いや 何処か怯えているとさえ思えるキリトの表情。それらが鮮明に浮かび上がったのだ。それだけの強さを持っている。VR世界の枠を超えている程に。なのに、何を怯える事があるのだろうか? と。
「……オレは強くなんかない。それに、眼は単なる技術。培ってきた代物だ。強さとは何ら関係ない」
不正に似た力、と思っていたリュウキだったが、もう本当に改めた様だ。そして、シノンは首を思い切り横に振った。
「うそ、うそよ! ただの
技術
(
テクニック
)
で、へカートの弾丸を、幾ら積み重ねてきたって言ったって、対物ライフルの弾速を、弾道を読みきる事なんて、絶対無理よ! 一体、どうやったらその強さを手に入れられるっていうの……? わ、私はその強さを得る為に……」
シノンは最後まで言えず口を噤んだ。この世界で闘う理由。シノンにとってはそれが全てだから。
「シノン。仮にオレを殺せたとして、キリトを。……最後にじい……彼を。……そしてBoBの世界で一番強くなった所で、得られる物は限られるとオレは思うよ」
「……か、限られる?」
「……シノンは、ただこの世界で強くなるだけが目的じゃ、……BoBで勝つ為だけじゃ、無いってことなんだろう?」
「っ……」
シノンは俯いた。それは肯定していると言う意味だ。
「……強さか。 一体何なんだろうな。 シノンの言う強さっていうのは何なんだ?」
リュウキは、シノンの身体を離して空を見上げながらそう聞く。
「それは……」
シノンは答える事が出来なかった。
答えると言う事は、現実世界での弱い自分をこの場に呼び起こし、そして見ず知らずの他人であるリュウキに晒してしまうも同義だからだ。現実世界では、ただ震えている弱い自分なのに、この世界では震えるどころか立ち向かっていける。へカートと共に、強い相手を殺す事が出来る。それが強さなんじゃないのか?と、口には出さずに、訴える様に思っていた。
その表情を見たリュウキは、返答を待たずに続けた。
「……オレは、1人じゃないから、1人じゃなかったから。今のオレがいるんだ。シノンがオレに何を聞きたいのか、……シノンが真に何を求めているのか、正直判らない。……簡単に判っちゃいけない事だ。 ただ、オレに答えを求めるのなら、オレから言えるのはそれだけだ。それしか、オレは知らない、から」
リュウキの言葉を聞
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