暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
102話:動き出す欲望
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、時は流れ……
公開意見陳述会、当日となった。
事件が起きたのは、その日の夕暮れ時。
公開意見陳述会が始まってから四時間程が経過し、終わりを迎えようとしていた時だった。
始めに起きたのは、地上本部の管制室。外部からのクラッキングによって、管制機能が麻痺し混乱を招く。
そこへ突如投下された爆弾により、人々が次々に倒れていく。爆発によって起きた煙には、麻痺系統の成分が含まれているようだ。
そして今度は本部の根幹をなす、エネルギー制御室。これの爆破によって、外部からの襲撃を遮断する防御壁の出力が落とされ、そこへ遠隔召喚されたガジェットが特攻し始める。
更には物理破壊砲撃によって、本局建物の外壁が突き破られる。
特攻に近いガジェットの突入によって、本部の内部は混乱、陳述会の会場となっている場所は封鎖されてしまう。
外を警備していた航空戦力は、突如やってきた戦闘機人二体に殲滅され、地上戦力もガジェットによって削られていく。
六課の航空戦力として外の警備をしていたヴィータは、本部へ向かう謎の航空戦力と交戦。
フォワードチームは閉じ込められたなのは達との合流をするため、内部へ向かって行く。その途中、四人は戦闘機人二体の攻撃に会う。また別の場所では、ギンガが戦闘機人一体と交戦を開始。
―――だが、事件が起きていたのは、地上本部だけではなかった。
謎の高エネルギー反応が、六課へ向かって動き出していた。
エネルギー反応は二体。それもガジェットを引きつれやってきた。
「ここだ…」
「機動六課…レリックと、聖王の器の回収」
戦闘機人―――8『オットー』、12『ディード』。それが彼らの呼称。
彼らが傍らに引きつれるのは、改良されたT型やV型。そのどれもが戦力として強化されているものだった。
「さぁ、やろうか」
「えぇ…」
しかし、彼らは少し計算違いをしていた。
刹那、六課の入り口付近に向かっていたガジェットT型(普通)数機が、吹き飛んだ。
いきなりの事に表情を変える二人。ガジェットが吹き飛んだ場所に立っていたのは―――
「やいガキども……好き勝手やってくれてるな、おい」
ガジェットを吹き飛ばしたのであろう、自らの右手をぶらぶらと振りながら、ゆっくりと歩いて来る。
それは生身の身体、しかし腰には―――赤い宝石が埋め込まれたベルトが、巻かれていた。
「ここまで懸念通りに事が運んでいくと…流石に怖いもんだな」
だがな、と静かに…だが確実に怒りを込めた眼差しを向け、二人を指差した。
「こ
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