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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第182話 銃と剣・決着
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傍から見ればいい勝負なのかもしれない。が、一方的に撃たれており、こちらはまだ近づけない。一太刀も浴びせる事が出来ていない。
「ここまで躱すのかよ……、オレもしんどくなってきた」
リュウキは苦笑いをしていた。
キリトもそうだが……、リュウキ自信も同じ事だった。接近を赦せば、あの光剣でダメージを受けるリスクが発生する。あれは、超近距離でしか当てられない変わりに、そのダメージ量は凶悪であり、一撃でHPを奪うのだから。
素早いキリトの速さを見極め、視続ける。これ程までに、早い相手はキリトしか知らない。これまでも、恐らくこれからもそうだ。
だから……。
『今のこの相手より、強い者などいない』
死銃と接触した時に、確かに精神にくるものは互いにあった。
過去の亡霊が姿を現したと言う事。自分達の実践が明らかに不足している事。
そして……あの男はこの世界でも 殺人をし続けている。今の戦闘に対する心構えが圧倒的に違うと言う事。
……互いに足りないモノは沢山ある。それを補うのが、戦友だった。
「リュゥゥキぃ!!」
「キリィィトォ!!」
そこからの攻防は時間にして10秒にも満たない。だが、互の力量、精神、の高揚と相あまり、この瞬間、数え切れない程の火花を散らせていた。
そして……遂に。
『おお!!』
予選会場での歓声が、この準決勝の舞台にまで響いている気がした。キリトは、遂に、リュウキの銃弾の結界とも言える空間を切り裂いたのだ。
リロードの最中は銃撃は止む、それが絶対の銃の弱点であり、突破口。キリトは、身を盾にし続けながら、遂にたどり着いたのだ。
後は、リュウキまでのほんの2~3mを詰めるだけ。
リュウキは、リボルバーの弾数である6発を撃ち終えている。
如何にリボルバーの高速リロードが可能であるスピードローダーを使用したとしても、キリトの一閃の方が早くリュウキに当たる。これまでの対戦相手を、その武器と一緒に切り裂いてきた光剣。
切れ味は、間違いなくSAO時代のそれよりはるかに上だ。
「おおおっ!!」
キリトは、右手を振りかざし、右上から左下へ、袈裟斬りを放つ。挑み、挑み……、そしてたどり着いた。光剣がリュウキの身体に触れるその刹那。
「ッ!!」
凄まじい閃光が周囲に迸る。
そして、その同時に金属音。弾く音が耳に響いた。
「……ふん!!」
「ぐっ!!」
リュウキは、怯んだその瞬間を狙って、もう1つの武器、メインアームであるデザートイーグルを撃ち放った。
先ほどとは比べ物にならない一撃。だが、当たったのが、肩だった為 強烈なノックバックが発生したが、HPが全損する事は無かっ
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