暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第182話 銃と剣・決着
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目に焼き付かせ、車両を運転している運転手に弾丸を当てると言う高難易度の狙撃に成功したのだから。

 だが、それは狙撃銃(スナイパーライフル)の様に、スコープがある事が大前提だ。

 拳銃(ハンドガン)にも照準器はある。
 だけど、当然ながらスコープに比べれば天と地程の差はあるだろう。短な間で連射をするとなれば、尚更、セミオートのライフルでも無ければ難しい。それを単発式であるリボルバーで体現したのだ。

「………」

 シノンは、しばらくリュウキから眼を話すことが出来なかった。

 そして、そんな彼女を横目で見る者もいた。彼女の視線を追い、誰を見ているのかを悟る。

 悟ったと同時に、憎悪の炎が再び沸々と湧き出してくるのだった。







〜予選Fブロック 準決勝〜


 リュウキは、警戒し、下がったキリトを視て リボルバーで、ガンプレイをしていた。指先でくるくる……と回す。決してそれは余裕がある訳ではないが、キリトに言いたかった様だ。

「……例え銃弾を弾いたからといって、予測線を見たからといって、努々油断しない事だ」

 そう言うと同時に、リュウキは、リボルバーをホルスターに収めた。

「お前に言われると、心底そう思うよ。……目が、覚めてきた」

 あの銃弾の事も、はっきりとリュウキから聴いたわけではないが、同じ弾道にもう1発放ったのだと言う事は判った。そして、それがどれだけ難しく、困難なのかと言う事も。

 同じハンドガンを撃っている者として、判らない筈がないのだ。ファイブセブンを購入後、試し撃ちをした時も、狙った場所に当てる事すら叶わなかったのだから。

 キリトはニヤリと笑いつつ、高揚感が湧き出てくるのを感じた。


――やはり、凄い。……強い。


 ネットゲーマーである自分は当然それ相応の誇りを持っている。
 SAOは、遊びではなかったとは言え、あの世界で生き残り、そしてALOでの世界でも戦い……腕には自信も出てきている。が、それでも純粋に上だと認めている相手の力を改めて判り、燃えてきた様だ。


――……強いな。この短期間で、一日で銃の世界で、剣でここまで出来るのか。


 そして、リュウキもキリト同様だ。隠し弾(ブラインド)は、先ほどのシノンの解説でもあった様に、キリトの様に弾丸を弾く相手には効果的な一手だ。弾いた裏に、もう1発あるのだから、通常では直撃をしてしまうだろう。だが、キリトの恐るべき反射神経、反応速度はそれをも躱してしまうのだ。

「(……銃撃戦では、埓があかない、が。剣と銃の違いを、っと言った手前だ)」

 リュウキは、リボルバーを構えた。

 キリトは、それを見て腰を落とし、剣を再び構えた。自然体の構え、いつ
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