暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第182話 銃と剣・決着
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……まだ、届かない、とか偉そうに言ってたのが恥ずかしいよ。キリト」

 リュウキは苦笑いをしていた。



《地に伏しているのはキリト》


 リュウキは、キリトの光剣を足の裏で踏みつけ抑え、そして右手に構えたナイフを首にあてがっていた。

「何言ってるんだよ。……実際に届かなかった。……くそぅ! もちっと行けると思ったんだけどなぁ……」

 空を仰ぎながらキリトはそう叫んだ。

 リュウキのHPを半分以上削ったキリトだったが……、最後の最後で競り負けた理由は、リュウキの持つ近接戦闘(CQC)スキルにあった。

 ナイフで受け止めた光剣をスライドさせて、キリトに超接近。光剣を握った右手を極め、投げたのだ。投げたと同時に、剣を抑え、完全に無力化し今に至る。リュウキの様なALOやSAOで言う体術のスキルを持っていないキリトには、どうする事も出来ないだろう。

「……それで、どうする?」
「どうするもこうするも、何もないだろ? ……正直、ナイフで斬られるのも、こんな至近距離で撃たれるのも嫌だし。 『降参(リザイン)』 だ」

 倒れ伏したまま、空高くに響くように大声で叫んだ。
 





 試合時間:1時間22分。

 
 第3回BoB予選トーナメントFブロック決勝進出 RYUKI



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