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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第181話 銃と剣
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人とも、基本的には殆ど近接型。
リュウキの場合は、拳銃を使用するから、近接〜中間距離で戦う事になるだろう。だが、キリトにあの銃撃が当たるとは思えない。マシンガンの弾を、光剣で弾き飛ばすシーンを何度も見ているからだ。超近接戦闘になれば、リュウキに分が悪いとも思える。
光剣の威力は驚異、その一撃はアサルトライフルも、防弾チョッキも全てを斬り裂く。超近接出なければ、攻撃を与える事が出来ない、と言うリスクがあるからこそ、だとも思えるのだ。
正直、どちらが決勝に来るのか、想像がつかない。
シノンは、軽く笑うと首を振った。
「――結局、どっちが来た所で、私がする事は変わらない」
――敗北を告げる弾丸を与える。
それがシノンが2人に言った、宣言した言葉だ。この手にある相棒、へカートの一撃を必ず、入れる。
シノンは、相棒であるへカートの銃身を握り、そして身体に抱き寄せるのだった。
〜予選会場〜
シノンは、準決勝が終わると待機ドームに飛ばされた。それが意味するのは、まだ対戦相手が決まっていない、と言う事だ。
「………」
転送され、ゆっくりと目を開くシノン。
待機ドームにいるプレイヤー達の目線は一点に絞られていた。それは当然中央に設置されている巨大モニタ。これから行われる戦い。
「お疲れ、シノン」
「シュピーゲル。……そっちの準決勝はどうなってる感じ?」
ゆっくりと、シノンはシュピーゲルの方へと歩き、そして彼の傍に立った。シュピーゲルは、首を振った。
「今から始まる所だよ。……あの人達の戦いはね」
そう言うと、シノンから視線を外し、モニターに向かった。映し出された場所は、薄暗い空だった。もう日は落ちており、殆ど夜。だが、地平線のかなたから少しだけ日が漏れているのか、少しだけ、空には光が留まっていた。
そして、強烈な光は大地から放たれる。
その場所はビルが立ち並び、合計6つある巨大タワーの屋上。其々のタワーには橋が掛かっていて、移動は可能だ。つまり、出現するとすれば、向かい合った屋上ではなく、一番近い隣接のビルではなく、反対側になるだろう。
時計回りに追いかけるか、それとも反時計回りに追いかけるか、2択だが、同じ方向に進んでいては速度によるが、出会う事はないかもしれない。どのタイミングで移動をするか? 或いは、屋上にもビルの排気装置等のオブジェクトはあり、身を隠す所は多々ある為、待ち伏せをするかに絞られるだろう。
2人のスタイルを考えたら、どちらもありえる。
だが……。
「……? 何してんの、アイツら」
シノンは、思わずそう呆けた様な声でそう言
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