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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第181話 銃と剣
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開く事が出来た様だ。
恐ろしいまでの反射速度……? 火事場の馬鹿力、と言うヤツだろうか?
……だが、当然ながら 外に逃げる事までは出来なかった様で、爆弾の威力で外に弾き出されたのだろう。モロに爆風と衝撃を受けて生きていられる筈はないと思えるが……、そこはゲーム。結局は、激突した衝撃でその身体を赤い硝子片に変え、周囲に吹き飛んだのだった。
そして、リュウキの勝利を告げる文字が空高くに刻まれたのだった。
〜待機ドーム〜
場にいた全員、歓声も忘れて、思わず魅入ってしまっていた。いや、呆然としている、と言う方が正しいかも知れない。
当初の戦車相手に立ち回っていた時は、アタリである兵器だからか、それなりに声が上がり、聞こえていたのだが、リュウキが、手傷を負わせ、そして爆弾で遊びだした所から、場の空気が変わり 、静まり返ったのだ。
「な……、なにしたの? アイツ、今……」
シノンもそれは同様だった。
一体何が起きたのか、理解出来なかった。いや、それは嘘だ。ライブカメラは確かに何をしたかを捉えた。だが、それを認める事が難しかったのだ。
――リュウキは、あろう事か、あのプラズマ・グレネードを戦車の主砲。……その砲身に投げ入れたのだ。
まさにプロの野球選手顔負けのコントロールと投擲速度。あの砲身の僅かな穴を狙って投げ入れた。
リュウキは、戦車の砲身の正面に立っていた、とは言っても、戦車からは、それなりには離れている。当然だろう、あまり近づき、そして入れようとしたら、相手に悟られてしまうかもしれないからだ。
だから、合えて離れて……、そして 爆弾を戦車内部に投げ入れた。確かに、外からの攻撃には圧倒的な防御力を誇るが……、内部となれば話は別だろう。内部を狙えばイチコロ、壊れる。……そこまで考えて、デザインをしたのかは判らないが、少なくとも、搭乗したプレイヤーは死ぬだろう。
今回は、運良く外へ吹き飛ばされた様だが、結局HPが尽きて、その体を散らしていたのだから。
「……あ、あんな事、狙ってできる?」
「出来ない……と言うより、そんな事しようなんて思わないよ。戦車相手だったら、逃げるしか……」
シノン同様に、シュピーゲルも思わず立ち上がっていた。
戦車相手のセオリー……というか、戦車は相手にしないのが真のセオリーだ。普通は戦えない。つまり、相手が悪かったならぬ、運が悪かったと認めるしかない。だからこそ、戦車が出現するのは、稀も稀なのだ。ゲームバランスを崩していると言わざるを得ない兵器だから。
シノンはシュピーゲルの返答を待つまでもなく、わかっていた。
狙ってできる様なものじゃない。だが、あれが、偶然とも、マグ
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