暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第47話 モチベーションup
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……私も負けないからね……志津香」

 2人ともに宣戦布告を受ける志津香。
 口では何もないと何度も豪語してる筈なのに、まるで聞いてくれない面々だった。そもそも、それが虚偽なのは見て取れるからだろう……。

「(……うぅ 皆、皆、ユーリさん、ユーリさんと……。ヒトミちゃ〜ん……)」

 かなみは、何故かヒトミの事を思い浮かべながら涙目になってしまっていた。

「(……全く、何でアイツの事 皆こんなに想ってるわけ? マリアはマリアで、あのランスだし。皆頭おかしくなっちゃってるんじゃないの??)」

 そして、明らかに自分のことを棚に上げている志津香。


 様々な思いが交錯し合っていた時。ロゼの声がこの場に響き渡った。


『皆〜〜!! 聞きなさいっ! このロゼさんのお言葉をっ!!』


 その声が響き渡り……そして、皆が注目した。
 比較的に傍にいたかなみ、ミリ、志津香、ラン、真知子は驚いている様だ。突然の声だったから。


「え〜、この度の防衛戦っ! 見事にヘルマンを退けて、更に戦いに貢献した人にはもれなくボーナスが有ります!!」


 ロゼは、ニヤリと笑うと、高らかに宣言をする。ユーリは、何やら嫌な予感が走っていた。ボーナスと言う所を考えると、まだ集るつもりだろうか? と思ってしまったのだ。

 だが、それは甘々だった。ピンクウニューンよりも甘かった事を痛感する事になる。

 ロゼは何処からともなく取り出した魔法拡声器を使った。



「もれなく! このユーリ君と《一日デートの券》を贈呈したいと思います! いや、《一日恋人券》というべき代物を! 尚〜、勿論 男にとったら、『んなもん!いらねーよ!!』ですから、金券との引換も出来ますよ〜! うっふっふ〜 女の子達にあげてもイイかもねん♪ それに、リーザスでも色んな意味で顔のひろ〜いユーリ君。今回の戦いがリーザス解放を左右する戦いらしいので、全部終わったら……それなりに報酬は得られると思いますですよ〜。 はい、と言う訳で……」


 ロゼは、ひと呼吸を置くと 拡声器があると言うのに、最大級の声量で締めの一言


「さぁ皆っ!! しっかり働くのよ!!」


 こうして、ロゼの大演説が終了したのだった。

 そして、ロゼの台詞を聞いた2秒後に、ユーリは反応する事が出来た!

「って、うぉぃ!!」

 ユーリは、ハリセンを片手に思いっきりロゼの頭をひっぱたいた。

「あぁんっ も〜 何するのよ〜。パカパカ叩くなんて〜。私の完全無欠な頭がアホになるじゃない」
「も、お前、一回クラッシュしろっ!! その方が良いわ!! 寧ろ、記憶喪失になってしまえ! それにんな アホな報酬で何でやる気なんか出るんだよ! 馬鹿も休み休
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