暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第47話 モチベーションup
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こにはある人物がいたのだ。そう、聞き耳を立てていたのは……。

「一体、こんな所で、こんな時間に、何をしてるのかしら?」
「あ、あはは……その、差し入れを……とか? いやぁ〜陰ながら見守ってたつもりだったんだけd「ふんっ!!」い、いふぁぁぁぃ!!」

 どうやら、そこにいたのはマリア。
 差し入れとか言ってるが、何か持っている様子は無い。そして、勿論いるのはマリアだけじゃない。 こんな深夜だと言うのに 更に出てくるのはカスタムの住人達。

「やれやれ、志津香は。あのまま押し倒せば良いモノを……」
「まぁ、これはこれで微笑ましいじゃないですか? まぁ 少し妬けちゃいますけどね」
「そうだな。途中のケンカって言うか一方的なアレ、見てて面白かったし、でもま トマトを連れてこなかったのは正解だな。いたら、きっともっと早くバレてるから、見れなかった」
「ええ、トマトさんは じっと聞いてくれるとは思えませんから」

 ミリと真知子。
 一体いつから見られていたのだろうか、と志津香は慌てていた。

「あ、アンタたちぃぃっ!!」
「し、しぢゅかぁ(志津香)っ! いふぁいよ(痛いよ)っ!!」

 頬を抓りながら勢い良くミリ達の方へと向かった。

 本当に楽しそうにしていたんだ。志津香は怒っているんだけど、本当に楽しそうな光景だ。

「……奪われる訳にはいかないな。……この暖かい場所を。絶対に」

 ユーリはそう呟き笑っていた。
 休息と言う意味を考えれば、早く帰して、無理にでも眠ってもらうべきだが……、

『こう言う休み方だってある』と、そう ユーリはそう判断したようだ。



「ま、待ちなさいっ!!」
「それにしても、真知子は良いのか? お前さんだって、ユーリの事好きなんだろ?」
「私は、ポジションには拘りませんから。でもベスト5内には入りたいですね? そして、愛していただけたらそれだけでも嬉しいです」
「ははっ そうか、真知子らしいな」
「待ちなさいぁぁい!!」
いふぁい(痛い)っ、いふぁいってふぁ(痛いってばっ)!!」

 志津香は決してマリアの頬を離さず、そのまま引きずる様に2人を追いかけていった。
 その追いかけっこは暫く続いていたのだった。


――……ロゼがこの場にいなくて良かったと、志津香は思わずには……。



「むっふふ〜! 『ゆーは、私のもの〜〜』って言わないの?? 志津香??」
「ろ、ロゼぇぇ!!!! あんた一体いつの間にっっ!!」
「あ〜ら、つれないわね〜。せぇ〜っかく、志津香の王子様を連れてきたのにぃ〜」
「っっ〜!! このぉぉっ!」
「ひゃー、ゆー 助けてー(棒)」


 一体いつからいたのか……、彼女も《悪魔回廊》から戻ってきて
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