第3章 リーザス陥落
第47話 モチベーションup
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の部屋へと入っていった。そして残されたのはシィルとランス。
「ランス様……マリアさん助けを求めてましたし、なんで先ほどのヘンダーソンを倒さなかったのですか?」
シィルが単独で動くわけにもいかないから、手が出せなかった。逆に襲われているマリアを見て行動を起こさなかったランスに驚いていたのだ。
「あほ。冷静に考えろ。あの場であの変態ジジイを殺すのは簡単だ。だがこの後あの豚を筆頭にウジのようにうじゃうじゃと出てくる軍団をどうするつもりだ? 女なら100だろうが、1000だろうが一度に相手にするが、男はゴメンだからな」
「あ……成る程。流石ですっ!」
「それに、あの豚と変態が言っていただろう? 洗脳をしているサファイアとやらの事を」
「あ、はい! 覚えてましたか?」
「馬鹿者! 当たり前だ!」
「ひんひん……ごめんなさい……」
こうして、2人は洗脳をしている魔法兵、サファイアを探すために行動をした。
ユーリが焚きつけた作戦は見事に崩れ去ったか?とも思えたが……、当初の目的の一つであるサファイアを仕留めると言う事を覚えていた事は僥倖だろう。ランスは、名前から相手を女だと決め付けると、意気揚々と捜索を開始していった。
〜カスタムの町 周辺荒野〜
スプルアンスの指令通り、カスタム侵攻軍の全部隊。洗脳兵も含めた全部隊が迫ってきていた。……が、マリアが捕まった事は、もう全兵に知れ渡っているのだ。マリアが捕まったという事実がどう言う意味を理解しているのだろう。
「くふふ……、アタマを取ってしまえば もうカスタムなど赤子を捻る様なものだろ?」
「はは、そうだな、ティターヌ。ここまで生き残ってこれてよかったな? スプルアンスの話なら、男は皆殺しでOK、そして女は……げへへ」
舌なめずりをする兵士。
ここまで抵抗した以上、何をされたとしても文句は言えないだろう。例え言ったところで 許すつもりも止めるつもりも毛頭無いようだが。
「へははは! そういやあよ? あの町の女共は確かに強ぇが、容姿もレベル高ぇよな? あの顔の全てをオレ達の手でグチャグチャにする……、考えただけでも勃っちまうぜ……」
「ホントだな? まるでボーナスが出たみてぇだ。あ〜、ヘルマンに所属してて良かったぜ」
「おい。オルジュ、ブロンズ、ティターヌ。話てないでさっさと行け!!」
後ろから激が飛ぶ。
その声の主がスプルアンスである。その容姿と、横暴な物言いから決して部下に慕われている事は……と言うより毛嫌いされている上司だったのだが、今は違う。兵士達のモチベーションも良いから、ちゃんと話も聞き隊列を元に戻していた。
「ふふふ……さぁて、まあ そこまで気張らなくても問題なかろう。相手もマ
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