第3章 リーザス陥落
第47話 モチベーションup
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「ヘンダーソン様。失礼します」
黒鎧の大男、まさにヘルマン軍の象徴とも言える大きな男がやってきた。
「あら、スプルアンス、どうしたのン?」
「はっ、サファイア様の洗脳リーザス兵の本格的な操作準備が完了したとのことです」
どうやら、この豚兵士はスプルアンスと言うなであり、カスタム侵攻軍のまとめ役の様だ
「ふぅ〜ん。試運転は終わりって訳ね。洗脳兵達の。さて、副官スプルアンス。カスタム侵攻は全て貴方に一任するわ。もう、楽勝よね?」
「はっ! 敵はもう 100人足らずの素人集団! かたや こちらは9000を超える兵。懸念材料はありません。ヘンダーソン様は、如何なされますか?」
「……決まってるでしょ? 今からマリアちゃんを美味しく食べちゃうのよ〜ン! お〜〜〜っほほほほほ!」
「………」
ヘンダーソンは、高笑いをしながらそう言っていた。スプルアンスも流石に やや呆れ気味? なのだろうか、言葉を挟んだりはしない。
「さ、行きなさい、スプルアンス。残党狩りの時間よン」
「ははっ!!」
2人の会話に黙っていなかったのは、ランスではなくマリアだった。
「何言ってるのよ! あんた達の軍なんかいくら集まっても弱いからへっちゃらよ! カスタムの皆は強いんだから、征服する事なんか、出来ないんだから!」
「ほほほほほほ! 本当に可愛いわね〜、マリアちゃん。……でもね〜、貴女程の知将なら、もうわかってるでしょ? もう、勝てない事くらい」
「……負けないわよ」
「あらあら、そんなに悲しまないでよ。マリアが悲しむと私も悲しくなっちゃうわ。そうそう、言い忘れてたわ。スプルアンス」
「はっ」
「可愛い女の子は大事に扱うのよ? そして、男は殺してしまいなさい」
「心得ております。大隊長。それではこれにて……」
一礼をすると、スプルアンスはその大きな身体を揺らせながらこの部屋から出て行った。そして、ヘンダーソンはあの豚が出て行ったと同時に、変態丸出しの顔でマリアに迫っていく。
「離せ〜〜っ! この変態ジジイ!!」
「あなたは、これから私とメイクラブすんのよ。さぁ、ふかふかした羽毛ぶとんが待っているわ。おほほほほ!」
ヘンダーソンはそう高笑いを浮かべてマリアを抱え、その場を離れていった。
マリアが恨めしそうにランスを睨んでいたが……ランスはさして気にしない様な表情をした。舌をだして……。
「(あ〜〜ん! ユーリさぁぁんっ! ランス、ダメじゃないっっ!! この変態に抱かれちゃったら、恨むから……。でも、カスタムを救ってくれてるのも事実だし……)」
「あーーん!! それもこれも全部ランスが悪い!!!」
「らんす? なんのことかしら?」
ヘンダーソンは首を傾げたが、そのまま、奥
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