第1章:修正の始まり
閑話1「プロローグ〜Another〜」
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か。」
ISのエネルギーもほとんどないので、徒歩で人気のない場所へ向かう。
「...やばいな...。“原作”と同じように誘拐事件が起きるとしたら、悠長な事はしてられんな...。」
既に大会は始まっている。しかも、もう準決勝が始まるらしい。
「何とかして、探し出さないと...。....うん?」
休んでられないとその場を立ち去ろうとして、怪しい人影を見つける。
「.....。」
見つからないように気配を殺しながら、聞き耳を立てる。
「作....成...よう...。」
「織....冬の...誘拐...れば...。」
「(“誘拐”....!)」
所々聞こえなかったが、肝心のキーワードは分かった。そこから考えると今の会話は大体こんな感じのはずだ。
―――「作戦は成功のようだな。」
―――「織斑千冬の弟を誘拐すれば...。」
この事から考えると、会話している奴らとは別に実行犯がいて、こことは違う場所にいるという事か。
「(...連絡を取り合っている機器があるはず。ISコアを接続して逆探知できれば...。)」
そうと決まれば一気に人影に近づく。
「な、なんだ!?」
「し、篠ノ之束!?」
さすがに気づいたが、案の定動揺してるから隙だらけだ。...束と勘違いされたが。
「人違いですよっと!」
間合いを詰める勢いで一人を突き飛ばし、もう一人を軽く攻撃を入れて怯ませた所を気絶させる。突き飛ばした方も、また間合いを詰めて同じように気絶させる。
「....これか。」
倒した奴(男)の懐からケータイを取り出す。それをISコアに接続する。
「急がねばな....。......ここか!」
研究所で向上させられた頭脳を生かし、一気に場所を突き止める。
「行くぞ。想起!」
ISを起動させ、現場へ向かう。....あ、ちなみに一次移行は終わったから最適化も済んでいる。
「....あそこか...。」
案の定見張りがいる。...さて、どうするか。
「....あー、もう研究所のでストレスが溜まってるんだ。正面突破で行く!」
...え?そうすると人質に取られるかもだって?...大丈夫、正面突破と言っても基本音を立てないし、気づかれないようにするから。
「....てな訳で...シッ!」
見張りの視線が一瞬揃って逸れた瞬間を狙い、一気に近づく。
「...?....っ!?ガッ...!?」
「なにっ!?ぐあっ!?」
一人目を振り向いた所で顎を掠らせるように蹴って気絶させ、もう
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