PHASE-04 星屑の戦場
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魔されて、直撃は期待できませんが…」
「いや、それでもいい。こちらのMSも、そろそろパワーが辛くなってくるころだからな」
「ボギーワン、距離150」
「総員、衝撃に備えよ!いくわよ!…右舷スラスター全開!」
「右舷全砲塔、撃てーっ!」
右舷スラスターを全開にすると同時に、トリスタン、イゾルデ、ナイトハルトが一斉射され、爆風でミネルバは小惑星から押し出された。
「回頭30、ボギーワンを討つ!」
「タンホイザー照準!ボギーワン!」
「回避!取り舵ー!」
「撃てーっ!」
ミネルバの最強武装、陽電子破砕砲QZX-1「タンホイザー」が発射される。タンホイザーはガーティ・ルーの右舷をかすめただけだったが、それでもガーティ・ルーは大きなダメージを船体に受けた。
ミネルバとガーティ・ルーがすれ違い、離れていく。
「ええい、あの状況から、よもや生き返るとは!信号弾撃て!宙域を離脱するぞ!」
信号弾がガーティ・ルーから放たれる。すぐにセカンドシリーズの三機は視認できる距離に来た。
「カオス、ガイア、アビス帰投…!全機、大きな損傷を受けています!」
「なんだと!?」
各機が補助ネットに倒れこむように着艦すると、パイロットたちはコクピットから引きずり出され、ゆりかごへと運ばれていった。
「ボギーワン、離脱します」
「インパルス、ザク・ルナマリア機、帰投…インパルスが左腕と右足を失っています!ザクも武装を…」
「なんですって!?」
「艦長、さっきの爆発で、さらに左舷エンジンと熱センサーが…」
「…グラディス艦長、もういい。あとは別の策を講じる。これ以上、アスハ代表を振り回すわけにはいかん」
「…申し訳ありません」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「本当に申し訳ありませんでした、アスハ代表」
「こちらのことなどいい。ただ、このような結果に終わったこと、私も残念に思う。早期の解決を心よりお祈りする」
「ありがとうございます」
そのころ、メイリンはシンたちを探していた。移動していると、ザフトレッド三人が前方の通路から出てくる。
「シン!お姉ちゃん!レイ!」
ルナマリアはメイリンを抱きとめる。
「お疲れ様、大丈夫?」
「…あんまりかな」
ルナマリアは疲れを隠せない顔で苦笑いした。
そこにカガリ達が通りかかる。
「すでにアーモリーワンへの救援、調査隊が出ているとのことですので、そのうち一隻を、お二方のお迎えに回すよう要請しております」
「ありがとう」
「しかし、先ほどは彼のおかげで助かったな、艦長」
「え、まあ…」
「さすがだね、数多の激戦を潜り抜けてきたもの
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