PHASE-04 星屑の戦場
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
だけだわ」
「同時に、右舷の砲を一斉に撃つんです!小惑星に向けて!」
「ええっ!?」
アーサーが信じられないという顔でアスランを見る。
「爆発で一気に船体を押し出すんです!周りの岩も一緒に…」
「バカ言うな!そんなことをしたら、ミネルバの船体だって!」
「今は状況回避が先です!このままここにいたって、ただ的になるだけだ!」
「タリア…」
「確かにね。いいわ、やってみましょう」
「艦長!」
「この件はあとで話しましょう、アーサー。右舷側の火砲をすべて発射準備!右舷スラスター、全開と同時に一斉射!タイミング合わせてよ!」
「右舷側、火砲一斉射準備!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そのころ、レイとネオは戦闘に入っていた。アーモリーワンでもあった、互いを引き付けるような感覚が、二人を引き合わせたのである。
ガンバレルからのビームを的確に避けていくザク。
「なんなんだ君は一体、白い坊主君!」
ダガーからの攻撃も避け、ビームをエグザスに撃ちこんでいくレイ。
「チイ!ちょこまかと!」
そのようなイタチごっこが数分続き、いいかげん邪魔なダガー二機をレイが撃とうとした刹那。
予期もしない方向から、六門の砲撃が加えられた。ビームライフルから一門、バラエーナプラズマ収束ビーム砲から二門、クスフィファス3レール砲からも二門、そしてカリドゥス一門から合計六門の砲撃が加えられたのである。それは、かつての名機『フリーダム』のハイマットフルバーストを彷彿とさせる一撃であった。
レイとネオは持ち前の反射神経でそれらを回避したが、ダガーL2機は避けることができずに貫かれ、花火を虚空に咲かせた。
「くそ!今度は何だ!」
ネオが忌々しげに砲撃が加えられた方向を見ると、そこには1機のガンダムタイプが佇んでいた。
「…フリーダム…」
自分の記憶にフリーダムがあるわけではない。だがなぜかその言葉が口をついてでてきた。
その機体は『トワイライトガンダム』。『不死鳥の騎士団』が新たに身に付けた翼。その翼を駆るマユ・アスカは、戦闘宙域での敵勢力牽制、可能ならばMSおよびMA撃破を言い渡されていた。
トワイライトが迫る。エグザスは迫ってくるトワイライトと距離を取りながら、ガンバレルで砲撃を加えていく。レイとマユはデブリの間をかいくぐるようにしながらビームの雨を避けていく。
「やらせはしない!」
マユはしっかりとガンバレルの軌道を見切り、二基のガンバレルを撃ち落とす。レイはミサイルをエグザスに向けて撃ちだしていく。
「一旦下がるか…また会おう、フリーダムもどき君!」
分が悪いとみたエグザスは戦線を離脱する。するとト
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ