PHASE-04 星屑の戦場
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らないけど!」
「くそっ、これじゃ位置が…!」
「シン!」
インパルスの前方に、デブリの外からザクがガラスを破って飛び込んできた。ルナの声で意図を察したシンは外のガイアに向けてケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲を撃つ。
「なんなのよ!アンタはまた!」
忌々しげにインパルスに向けて吐き捨てるステラ。
そのころミネルバは、相変わらず敵の砲火に晒されていた。
「粘りますな」
「だが、艦は足を止められたら終わりさ。奴がへばり付いている小惑星に、ミサイルを撃ちこめ!砕いた岩のシャワーをたっぷりお見舞いしてやるんだ!船体が埋まるほどにな!…出て仕上げてくる。あとを頼むぞ」
ネオはまた、デッキへと向かっていった。
「ミサイル接近!…でもこれは…直撃コースじゃない…」
モニターを見ていたアスランがなにかに気づく。
「まずい!艦を小惑星から離してください!」
その声にタリアが応答するまもなく、ミサイルが次々と小惑星に命中していく。
「離脱する!上げ舵15!」
「さらに第二波接近!」
第二波ミサイルも小惑星に命中していく。降り注ぐ岩のシャワーに阻まれ、ミネルバは身動きが取れなくなってしまった。
「スラスター3から6、損傷!」
「進路、塞がれます!」
「さらにMA、MS接近!」
「エイブス、レイを出して!」
「はっ!しかし、カタパルトが…」
「歩いてでもなんでもいいから急いで!シンたちは!?」
「依然、カオス、ガイア、アビスと交戦中です!」
「この艦にはもうMSはないのか!?」
「パイロットがいません!」
「…!」
「艦長、タンホイザーで正面の岩塊を!」
「吹き飛ばしても、それではまた岩のシャワーを撒き散らすだけよ!」
パイロット、という言葉に反応したアスランを、カガリを心配げに、ギルはどこか楽しげに見る。
そうこうしている内にレイのザクが出撃する。
「ミネルバには、ギルも乗っているんだ…絶対にやらせるものか…」
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「クソ、ミネルバが…」
「戻らないと、やられちゃうわよ!」
「わかってる!」
デブリコロニーを突破した二機の直上から、アビスがビーム砲を斉射する。
インパルスはそれを避け、レールガンとケルベロスを3機に向かって撃ちだす。
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「右舷のスラスターはいくつ生きてるんです!?」
「えっ?」
タリアは怪訝な顔で振り向き、アスランを見たあとギルに視線を送る。ギルはタリアに向かって頷き、解答を促す。
「六基よ。でもそんなので出てっても、またいい的にされる
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