【ソードアート・オンライン】編
102 はじめてのボス戦 その1
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今も切に願っている同士達の〝希望〟への架け橋となろう! ……今日がゲームマスター──茅場 晶彦への叛逆の始まりだ!」
最後に──怒声に負けない声でそう告げて、ボス部屋の扉を力一杯に開いた。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE OTHER
「ディアベル隊、フィール隊とスイッチ! ボスは確かに硬い! たが、HPバーは減らせる! まずは攻撃を当てる事からだ! 〝センチネル〟は3人で当たれば、大した脅威じゃない!」
フロアボス──《イルファング・ザ・コボルド・ロード》のヘイトを稼ぎ、ボスの攻撃をキリトやエギルと交代で〝弾き(パリング)〟の作業の補佐をしているティーチの指示と鼓舞の言葉がボス部屋の中で響き渡る。
「やぁっ!」
「てぇぃっ!」
「せぇいっ!」
ユーノの〝片手剣〟、アスナ〝細剣〟、リーファの〝曲刀〟による連続のソードスキルが《イルファング・ザ・コボルトロード》のHPバーを数センチ削る。……その時、天がプレイヤー側に微笑んだ。
……今の連続攻撃で──リーファの2連撃ソードスキル“バイト・リーパー”がボスの脚にクリティカルを与えた。……自重を支えきれなくなった《イルファング・ザ・コボルド・ロード》はプレイヤー達に醜態を曝す。……有り体に言えば、転倒したのだ。
「転倒だぁぁぁあっ! 皆っ、ボスにソードスキルを打ち込めぇっ!」
左足側に崩れゆくボス。……当然そんな隙を〝司令塔〟が見逃すはずも無く、プレイヤー達は〝茅場憎し〟の怨念を籠めたとでも錯覚しそうになるほどの気勢でソードスキルをボスに浴びせる。
「っ!! 総員、ボスから離れろっ!」
40人近くがボスにソードスキルを〝これでもか!〟と浴びせいる最中、ティーチはぞくり、と冷や水を浴びせられた感覚になったので、その直感に従ってレイドの人達を前線から──転倒しているボスの周囲から離れさせる。
……その直感が正しかったのだと判ったのは、最後に1人が〝その範囲技の範囲外〟に出た瞬間だった。ギリギリだった。……《イルファング・ザ・コボルド・ロード》のHPバーは最後の1本まで減っているのをティーチは見た。
「……ディアベル、〝あれ〟は何のカテゴリーか判るか?」
「……〝アレ〟は野太刀──カテゴリーは〝カタナ〟だよティーチ君。……もしあのまま攻撃に専念していたら…。助かったのはティーチ君のお陰だ」
ディアベルは〝もしも〟…〝原作〟では起こり得た事を──ティーチやディアベルは知らない事だが、それを回避出来たのでディアベルはティーチに礼を言う。
《イルファング・ザ・コボルド・ロード》はHPバーを最後の
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