【ソードアート・オンライン】編
101 はじめての会議
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……ねぇ、あれってもしかして…」
「まごう事なき──ってやつ…?」
「ボス部屋、だな」
不意にリーファが指し示した方向を見れば、重々しい雰囲気を醸し出している巨大な扉が在った。第1層ボス部屋の扉を見付けてしまった。……確か、情報が出ていなかったので俺達のパーティーが発見者らしい。
(βテスト時代じゃ第1層ボスをクリアしたのは5か6。……俺達のレベル11、11、14…)
瞬間、頭の中でゲーマー魂≠ニ云う悪魔が威力偵察クライナライインジャナイカ?∞レベル10オーバー3人ナラ死ナナイサ≠ニか囁くが、そこは鋼の理性で無理矢理カットしておいた。
……《イルファング・ザ・コボルド・ロード》だけなら──本丸≠セけならまだしも、取り巻き>氛氈sルイン・コボルド・センチネル》が居るとなると、無理そうだし──これまでの経験則≠ゥらして、ボスにも何かしらの修正≠ェ加えられて然るべきなのだ。
「……一応聞くけど──【トールバーナ】に引き返すよね?」
「そうするか。威力偵察は無理だしするにしても、少なく見積もって12人は要るな」
「ああ。威力偵察の人数を募るにしても、攻略の会議を開く必要がある。……キリトはアルゴだっけか? あの情報屋にこの情報を流してくれ」
「了解」
俺達は【トールバーナ】に尻尾を巻きながら逃げ帰るのだった。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE 《Yuhno》
【トールバーナ】。それは第1層の迷宮区から一番近い街である。そんな街にボクとアスナは訪れていた。……と云うのも、≪鼠のアルゴ≫──今は情報屋≠標榜している少女からとあるメッセージ≠ェ届いたからだ。
そのメッセージはこんな感じだった。曰く[ボス部屋が発見されたらしいヨ。11月30日の10時に【トールバーナ】で攻略会議をするそうダ。]──とあった。今日は11月30日。会議当日である。
どことなく、闘技場の様な印象を懐かされる広場の上の方の甃に腰を掛けて、辺りの──今回の攻略会議に関する情報を拾ったらしい人達の装備品ををよくよく観察してみれば、レアドロップ品で固まっていた。
……そうなると、今から本当に攻略会議をするのだ>氛氓ニ、どこかあやふやだった実感が急速に──明確に象を成してゆく。
(ティーチ君とキリトは一緒に居るだろうし、ティーチ君のパーティーに入れてもらおうかな。……でも、どうやって声を掛けよう)
ティーチ君から、ティーチ君はキリトとパーティーを組んでいると聞いている。……キリトが来るなら、ティーチ君も来るだろう>氛氓ニ、そんな皮算用的思考を廻
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