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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
後日談1 ゆりかご事件の裏で………3
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転移できる物が無くなってきていた。

「こうなれば一か八か……!!」

運に任せる形になるがもうそれしか逃れる方法が無かった。

「アリサ、横の路地に入るぞ!!」
「えっ!?きゃ!!」

アリサの了承を得ずに、ちょうど見えた路地の小道に逃げ込んだ。

「質量転移!!」

そしてすかさず入った入り口にバリケードを作った。

「アリサ、先へ………!!」

直感的にアリサの前に倒し、アリサの前に仁王立ちし、覆う様にして立つ。そして襲いかかる氷柱の嵐。
バリケードを破壊し、次々とコウの身体に突き刺さった。

「えっ………?」

何かにの衝撃を受け、揺れるコウの身体。しかしそれでもコウは倒れない。

「コウ……?」

恐る恐る声をかけるアリサだが、コウの目は虚ろだった。

「アリサ………大丈夫か?」
「それは私のセリフよ!!コウ、しっかりして!!」

立ち上がりコウの様子を見るアリサ。背中には多量の氷柱が刺さっており、氷が徐々に広がっていた。

「あらあらもう終わり02?」

そんな2人の元へ01がゆっくりとやって来た。

「早いわね……ちょっとつまんない!………でもまた私の元に02が帰ってくるんだし別に良いわね」
「あんたは………!!きゃあ!!」

睨みつけるアリサを01は氷の塊を飛ばし、吹き飛ばした。

「気安く触れないでこの薄汚い女。02はわたしのものなんだから………」

そう言って愛おしそうに顔を撫でる。

「コウ………」
「うるさいわね………どうせこの世界と一緒に消滅するだろうから無視しようと思ってたけど止めたわ。あなたを殺してからこの世界を破壊することにしましょう」

そう言って01はコウに突き刺さってる氷柱よりも大きな氷柱を作り出し、アリサに向ける。

「じゃあ、後で向かうであろうお仲間をあの世で迎えて頂戴」

そう言っていざ、氷柱を発射しようとした時だった。

「IS……質量転移………」

コウのISが発動し、物質を転移させる。

「今更あの子を助けようと?無駄な………!?」

そこで01は自分の身体の変化に気が付いた。
ヴォーバルソードを持っていた腕が凍り始めたのだ。

「な、何が………あっ!!」

凍っていく腕に意識が持って行かれ、気がつかなかったが、左手に持っている筈の剣が手の中には無かった。

「フランベルジュは!?」

そう言いながら確認するとフランベルジュはアリサの目の前に転がっていた。

「は、早く………!!」

慌てて取りに行く01の前でアリサがフランベルジュを取った。

「これが貴女には必要みたいね………」
「返しなさい、出ないと貴女もただでは済まないわよ!!」
「何を……!!」

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