第1章:修正の始まり
第1話「プロローグ」
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」
手足が縛られて動けない俺に目線を合わせてしゃがむ神咲さん。
「...かつての家族と、居場所を取り戻したい?」
「....ぇ...?」
「取り戻したいのなら、この手を取ってくれ。」
そう言って、俺を縛っている縄をほどいて手を差し伸べる神咲さん。
「(...取り戻...せる....?千冬姉の...マドカの...束さんの...箒の...皆の優しさが...?俺の...居場所が....?本当に...?)」
「この狂いに狂った世界も、ぶっ壊せるぞ?」
その言葉は悪魔の囁きのようで、希望をくれる天使のようだった...。
「...取り戻したい...。」
「うん?」
「...取り戻したい...!皆を、かつての優しい皆を、取り戻したい!」
そう力強く叫び、手を取った。
「...いい返事だ。さぁ、行こう。」
「行く...?って、どこへ?」
「そうだな...。まずは、寝惚けておかしくなってる兎を叩き起こしにでも行こうかな!」
そう言って、俺を囚われていた所から連れ出して行く神咲さん。
「....さぁ、世界の修正の始まりだ。」
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