2部分:第二章
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熊さんは森で一番の力持ちです。普段は優しいのですが怒ると怖い人でもあります。
「気をつけてね。いいですわね」
「はい」
お母さん狐はそれに頷きました。そして狸の奥さんと別れてまた道を進みます。
するとすぐにその熊さんと出会ってしまいました。見れば如何にも不機嫌そうです。
「やあ、狐の奥さん」
熊さんはお母さん狐に声をかけてきました。
「どうされたのですかな」
「いえ、これからちょっと町まで」
お母さんは熊さんの大きな身体と不機嫌な様子に戸惑いながらも答えました。
「町までですか」
「はい」
「ではお気をつけて」
熊さんは先に進もうとします。けれどここで熊さんの右の前足の裏が目に入りました。
「あっ」
そこでお母さんつは気が着きました。どうして熊さんが不機嫌だったのかを。
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