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変革者
第三話
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荷物持てばいいですか?」







「ありがと〜お陰で助かったわ!」

荷物持ちだけかと思っていたのだが医務室の掃除やデスクワークの手伝い、その日のけが人の対応までと、正にこき使われてしまった
そして現時刻は夜7時になろうとしていた

「い、いえ・・・良い運動になりました・・・」

差し出されたお茶を一気に飲み干し疲れた体をほぐす

「ふふっ。やっぱり来たの、雄太君は」

「え?あぁ、父に話したら、案外すんなりと受け入れてくれたので・・・この力も制御できなきゃかな、と思いまして」

「偉いわ!そういえば、誰が指導してくれるの?」

お茶のお代わりをもらいながら名前を思い出す

「あーと、雨さん・・・?」

すると中野の目の色が変わった
輝き始めたのだ

「雨様!?いいなぁ!あたりじゃない雄太君!」

「あ、雨様・・・?」

「そうよ!雨様の力、見た事ある・・?」

「な、ないです・・・」

圧迫してくる中野に雄太は少したじたじになる

「んー・・なら一回見ればわかるわ!ほんとかっこいいから!」

「は、はい・・・」

どうやら中野は雨の日の大ファンなのらしい・・・

「っと、ずいぶんと捕まえちゃったわね・・今日はありがと!後は大丈夫だから今日はもういいわ!」

「どういたしまして!俺も暇してましたから大丈夫ですよ。ではまた」

雄太は疲れた体で自室に向かおうとしたが、腹が食事を求めだし、食堂へと行き先を変更した



「お!youは新人か?」

長身でがっしりとした体つきの黒人が白い三角斤を付け、可愛らしいエプロンをした男がぬっ・・と顔を出した

「そ、そうです・・・」

「oh!随分と若いこきたねー!my name is フレディ!君は?」

「ま、マイネームイズ雄太・・」

「ユウタ!よろしく!ここ初めてでしょ?お勧めは特性日替わりテイショクだよ!」

「じゃぁ、それください・・・」

圧倒されて、言われるがままになってしまった雄太をよそ眼にフレディはどんどん話を進めていく

「ユウタ、若いからbigサイズだ!」

そう言った次の瞬間には大盛りの定食が雄太の目の前に出されていた
もちろん、食べきれる量ではない

「ありがとフレディ・・・」

「yes!」

親指を立ててグッドラックサインを出し、次のお客の注文を取りに向かうフレディに感謝となにやら複雑な心情を込めて雄太は空いてる席を探す
幸い、食堂は広大で、直ぐに開いている席を見つけられた

「量・・・おおいな、しゃーない!くったるわ!いただきます!!」

結論だけ述べよう
食べれるはずが無い。


そしてこれから、物語の歯車は
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