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戦姫絶唱シンフォギアM〜ほぼ無敵が転生したそうです
29話 真実
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 [クロックアップ]

 撃ったビームは奴に当たり、脇腹にあるスイッチを押し、クロックアップで奴の姿を確認しようとした
 奴が居る場所に走り、確認すると

「コーカサスだと?」

 クナイガンが当たった事により、よろめいている仮面ライダーコーカサスが居た
 ここで疑問が浮かび上がる。コーカサスに変身出来るなら、ファイズフォンを奪う必要性はない筈
 そうだとしたら、ファイズフォンだけを奪ったのはどういう事だ?
 ファイズに変身出来るなら、ファイズドライバーも奪えばいい
 疑問が浮かび上がるが、コーカサスを倒さなければファイズフォンを取り返す事は出来ない

「はあっ!」

 ビーム銃モードからアックスモードに変え、胴体を切り裂いた
 そのまま左手で顎を下から突き上げるように殴り、クロックアップが終わった

 [クロックオーバー]

コーカサス「くっ、なかなかやるな」
「貴様の戯言を聞いている暇は無い。ファイズフォンを返してもらう!」

 コーカサスが後ろに数歩後退し、勇治に話しかけ
 勇治は一刻も早くファイズフォンを取り返したい気持ちだった

 勇治はコーカサスに向かって走って右拳で殴ったが、片手で右手を握られて、止められた
 やはり、ただ者ではないという事なのか

 勇治は焦る事はなく、冷静に状況を確認していた
 戦場では、常に冷静で戦える人が一番強いというが、それは本当だ
 恐怖によって手のブレや、周りの状況が読めなくなる
 しかし、冷静は人は周りの状況を常に確認し、敵を倒していく
 今の勇治はかなり強い。そう確信出来る強さを持っている

 勇治はコーカサスの片手をアックスモードのクナイガンで斬り、右手の拘束を解いた
 コーカサスは後退し、勇治は追撃の一撃を奴に当てようとした

(これで!)

 しかし、その判断は間違っていた
 コーカサスは腰を深く落とす事で勇治の回し蹴りを回避し
 その隙はコーカサスにとって待ち望んでいたチャンスだった

コーカサス「甘い!」

 右肩のショルダーブレードにタキオン粒子を流し込み
 勇治の懐に入っていた事で避ける事は不可能。そのままショルダーブレードが勇治の腹部に当たった
 その一撃で勇治は吹き飛び、ドラム缶の山に体が埋もれた

 コーカサスの一撃によって全身が痛み、呼吸が上手く出来なかった
 呼吸を何とか整え、立ち上がった

「げほっ、げほっ.....負けるわけにはいけない」
コーカサス「立ち上がるのか、しぶといな」

 コーカサスか勇治に悪態を吐き、勇治を挑発したが
 勇治は冷静さを失う事はなかった

「挑発か?俺には効かない」

 挑発が効かない
 これが勇治にとって最大の盾でもある
 戦いに
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